念仏踊り~ちゃんここ~

今回の第4回目「島のお祭り」は、お盆の一大風物詩「ちゃんここ」をご紹介します。
長崎県指定無形文化財に指定されている「ちゃんここ」は、福江に伝わる念仏踊りで、旧盆8月13日~15日の3日間行われます。

各地域の青年団で構成され、市街地や初盆を迎えるお墓などで踊られます。 起源は不明とされていますが、一説には、寛永11年、宇久島の東光寺が焼失した際、焼死した住職の御霊を鎮めるために踊りが始まったともいわれています。「チャン」が鉦(かね)の音、「ココ」が太鼓の縁を叩く音と言われていますが、岐宿町に伝わるものは少し違って面白いのでご紹介します。

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祭り~へトマト編~

今回の祭りのテーマは、奇祭としてテレビなどにも取り上げられたことのある「へトマト」をご紹介します。

古くから下崎山地区に伝わる「へトマト」は、毎年1月の第3日曜に開催される、国指定の重要無形民俗文化です。起源、語源は不明とされていますが、さまざまな民俗行事が混合している極めて珍しいお祭りです。

その行事内容とは・・・?

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福江みなと祭りレポ

  
10月1日・2日の2日間、『福江みなと祭り』に行ってきました。
毎年、炎上太鼓や総踊り、花火大会などの様々な演し物が披露される『福江みなと祭り』ですが、
その始まりは、それまで行われていた、
港祭り・農業祭・商工祭りを1本にまとめようと、
昭和32年に『福江祭り』という名前で第1回目が始まりました。
昭和50年代に入り、参加側も見る側も1つになってやれる祭りはないか、
福江商工会議所の方々が全国の祭りを研究し、52年の春、青森のねぶたに白羽の矢を立てました。
商工会議所を通じて、各方面に協力していただき、中でも青森のねぶた師・石谷進さんの指導のもと、
ねぶたを導入する運びとなりました。
最初の3年間は、ねぶたを青森から運んできていたそうです。

ねぶた導入4年目からは島内でねぶたを作り、その数40台!
残念ながら、石谷さんは亡くなられましたが、石谷さんの遺志が今なお
受け継がれていて、市内の高校生がねぶたを作るまでになりました。

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「福江みなとまつり」

毎年,秋のお祭りとして、「福江みなとまつり」が盛大に行われます。今年は、9月30日、10月1、2日の三日間です。

昭和32年に第1回が始まり、炎上太鼓や総踊り、花火大会などの様々な行事が行われます。昭和52年より、祭りのメインでもある青森のねぶたが導入されました。

余談ですが、私は中学生になるまで青森の真似ごとだとはしらず、こちら発信だと思ってました。ごめんね、青森。。。

五島ならではの、「遣唐使船」「倭寇」など五島の歴史や民話を題材に迫力あるねぶたで祭りはさらに盛り上ります。

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