五島の鮮魚店さん情報

五島の農家さん達からよく「米はチョボチョボ作るより買った(こうた)ほうが安かぞ」という話を聞きます。

同じように、魚も(少なくとも)「釣るより買った(こうた)ほうが安か」でしょうねー。

ということで、五島の鮮魚店では旬の魚がどんな値段で売られているかのご報告です。

今回、協力していただいたのは九州一円で店舗展開をしている「ダイキョーバリュー・福江店」に店舗を構える「きくすい・福江店」さんです。

 

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五島の細道はやっぱり海!でしょ

三井楽町の西北端は東シナ海。 去年ここの岬周辺が国の名勝に指定されました。日本で最後に沈む夕日が見れるんですね。ここから見る夏の海はキラキラ光り、冬の海は怒り狂った頑固親父です。

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年末年始はお金いらずの五島です

皆様、新年明けましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。

さて、都会に暮らしている皆様にとっては、年末の買出しは大変だったことでしょうね。 何しろ年末特別料金。

そこに行くと、五島は良かですよー。 なにしろ農・漁業関係者や釣りマニアの人たちが正月料理(主にお酒のツマミだけど)の材料をワンサカと持ってきてくれるんです。

まずはデカイ鰤から。出刃包丁と比べてください。

これはもちろん刺身。あとは照り焼きが定番ですね。

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五島は細道の宝庫です!

五島に限らず古くからある港町の、埋め立てなどしていない道はほとんどが狭くて入り組んでますね。

不思議・・・。だけどなんか共通の理由があるんでしょうね。
五島もご他聞にもれず、港周辺はほぼ全域埋め立てられた土地です。
でも、この港大橋を渡ると・・・
 
 

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五島のお盆

五島では、お盆になると夜お墓に家族が集まります。墓石の周りを木の枠で囲い、そこに提灯をつるして灯りをともします。どこの墓も同じです。お盆の3日間、夕暮れになるとそれぞれのお墓に、それぞれの家族が集まり、提灯をともす。線香を立ててご先祖様に手を合わせます。そして、親類のお墓や、親しかった人のお墓にも線香をたててまわります。そこで、しばらく会っていなかった親類の人たちと近況を報告しあったりします。子どもたちは、お墓の敷地内で花火をします。爆竹も鳴り響くので、お墓中、けっこうにぎやかです。

お墓に集まるしきたりは、五島の人にとってとても大切なものなので、お盆の3日間は、都会からたくさんの人が帰ってきます。街は急ににぎわいます。同窓生と会ってお酒を飲んだりするのもこの時期ならでは。島の人と人、都会に出た人と島の人を、お盆がつなぎあわせている。ご先祖様たちのたくらみなのではないか、とさえ時々思います。

そんなわけで、私は、お盆のときに墓にいるのがとても好きです。なんだか落ち着きます。いろんな人に会うことで、自分がだれなのかを再確認しているようにも感じます。最終日の15日には、提灯をつけていた木の枠を取り外します。島を離れている人たちは、「来年もまたくるけんね」とお墓に声をかけて、その場を去ります。観光客の方たちはなかなか目にすることはないと思いますが、私の中で、お盆の夜のお墓は、五島の中でもいちばんオススメしたいくらいの名所です。

五島の食卓

「今度五島に行くんだけど、おいしいとこ教えてよ」と言われたとき、私はしばし考えて、「家」と答えるときがあります。もちろん、おいしいお店は五島にいろいろあります。おすすめもしたい。けれど、五島のふつうの「家」の料理も自慢したいな、と思うのです。つい先日、実家の食卓にはこんなものが並びました。上の写真、なんだかご存知ですか?「トサカ」という海藻です。赤く、ちょうど鶏のトサカのような形だからトサカと呼ばれています。ゆでると上のような色になります。「これどうしたの?」と聞いたら、実家の母は「今、大潮だから」と答えました。・・・今、大潮だから!島ならではのセリフですね。大潮だからよく潮が引いて、ふだん入手できない海藻を海岸でとることができる。大潮だから、食べられる。食卓と自然が連動していると気持ちが元気になります。

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