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天下の奇祭「へとまと」

五島市下崎山町に伝わる「へとまと」は国指定の重要無形民俗文化財です。

 

ニュースなどでも毎年取り上げられるから、ご存知の方も多いと思います。 

長さ3mはあろうかという「大わらじ」の上に手当たり次第、女性たちを担ぎ入れてワッショイワッショイとやる「大わらじ」奉納が有名です。

が! 実は「へとまと」が無形民俗文化財に指定されたのは、いくつもの異なる行事を同じ日にまとめて行うことが極めて珍しいからなんだそうです。

五島の人たちもかなりの数の人たちが「ヘグラ(炭を溶かした墨汁みたいな感じ)」を観客たちの顔に塗りつける行事と「大わらじ」が「へとまと」だと勘違いしています 。かくいう私もその一人でした。

まずは奉納相撲があります。ちびっ子相撲からベロンベロンに酔っ払った青年団対消防団の相撲まで。ほぼショッキリでした。みんな大喜び。

次に新婚一年以内で子供がいない女性が酒樽の上に乗って羽根付き。

御幣を持っている総代さんはもはや有名人です。

この間に相撲ですっかり出来上がった青年団、消防団と初々しい中学生ボーイズたちは「ヘグラ」を両手にベッタリとつけて、赤ちゃんからジイチャン、バアチャン、可愛いお嬢ちゃん、テレビ局のカメラマンなど誰彼構わずに「ヘグラ」を顔に塗りつけていきます。

続いて直径40~50cmはあろうかという藁を編み込んだ紐が付いた大玉をぶん回したり放り投げたりして締め込み一つの青年や中学生達が奪い合う「玉蹴り」。

さらに同じく締め込み団が雄綱と雌綱を引き合う綱引き。

そして「大わらじ」です。

乗せられる女性は、上の写真のようにキャーキャー言いながら青年たちに拐われるんです。

ここに写っている人たちほとんどが「ヘグラ」を塗られています。

実は今回の写真は五島のNPO法人/島の案内人「アクロス五島」さんにお借りしました。

というのも、バカな私が撮影した写真データを全消去してしまったからなんです。 5分ほどは固まっていました。

事情を話しても笑いもせず、バカにもせずに快く写真を提供してくださった「アクロス五島」さん。感謝しております。

 

「へとまと」は毎年1月16日に近い日曜日の午後1時くらいから下崎山町の山城神社で行われます。

福江港から崎山方面へ車で約10分弱。

                                               五島特派員    庄司 好孝

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