お盆の伝統行事「八幡浦のカズラ曳き」 8月13~15日

もう10月になってしまいましたが、少し時間を遡って、お盆の伝統行事を紹介しますね。

壱岐にはペーロン競争や盆綱引きや盆相撲など、地域のつながりが感じられる行事が多く残っていて、今なお各地区で子どもから大人まで参加する様々な伝統行事が大切に行われています。

その中でも、100年以上の歴史がある、芦辺町八幡浦の「カズラ曳き」は、3日間も続いて行われます。

 

 

 

八幡青年団を中心に、「浜カズラ」と呼ばれる植物の蔓を集め、編みあげた約10メートルの長さの綱を、地域の子どもから大人まで約100人が一緒になって、通りを練り歩きます。

13・14日は、西方浄土からの先祖の霊を迎えるため、八幡浦を西から東から西へカズラを曳き、
15日は東から西へカズラを曳き、先祖を見送ります。

 

 「エンヤマイト」 「ヤッサーモッサー」


掛け声もいさましく、太い所は1mにもなる綱を曳く姿は勇壮。

沿道から、力水がかけられ、水を吸ってますます重くなったカズラ綱。
約500メートルの通りを、3,4時間近くもかけて曳く姿に、地域の連帯感を感じます。

 

 

 

最終日15日には、綱の通り道でお盆の供え物を
燃やし、送り火で先祖を見送ります。

 

 

 

 

 

 

あいにく、夕方からの雨で、
子ども達もびしょぬれになって、
一生懸命にカズラを曳いていました。

お盆で帰省している壱岐出身者も、
壱岐の伝統行事が続いているのを見たり、参加したりすることで、元気になってまた、旅にでる(島外に行く)のでしょうね。

今回はお盆の行事を紹介しましたが、
壱岐にはお盆に限らず、このような行事が各地区に多く残っています。
特に10月は、神社のお祭りが、毎日にようにどこかで行われています。

 

<アクセス>

  • 郷ノ浦港より国道382号線を勝本方面へ。
  • 親和銀行の交差点を右折、県道173号線を芦辺方面へ。
  • 田河小学校を正面にみて、左折し、100メートル先を右折、左京鼻方面へ。

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