釣りと、ネコと。魅惑の島・高島へ

 長崎市・高島は、長崎港から高速船で片道34分。長崎港の南西約14.5キロのところにあり、全周6.4キロの島です。このこじんまりとした高島には、炭坑の歴史あり、高島トマトあり、風力発電所ありといろんな表情があります。そして、もちろん釣り!も。長崎の釣り情報、第1回めは高島からスタートします。

 

 

 遊歩道をてくてくと歩くことに。この写真を撮ったのは2011年9月23日。暦の上では秋だけど、思いっきり暑かった! でも、海を見ながら、目的地の釣り公園へと進みました。島内は循環バスが走っていますが、ぜひこのナイスビューを横目に釣りへのボルテージを高めていってほしいです。

 

 遊歩道途中には、島の子どもたちが描いた絵が飾ってありました。子どもの絵って面白いですよね。そんな中、目にとまったのがこの「大物が釣れる町 高島」。の文字入りの絵。釣り人にとってはややプレッシャーか? いやいや「がんばって!」のエールだと思いましょう。

 

 徒歩20分ほどで飛島磯釣り公園に到着。入口付近には、釣り具店もあるので、手ぶらで行っても大丈夫。釣り公園内は、有料(大人100円)ですので、お気をつけあそばせ。散歩だけでも気分爽快になること、間違いなし!ですよ。

 

 午前11時頃。3連休の初めということもあり、園内は釣り人たちですでに賑わっていました。入口付近のスポットには、およそ20人ぐらいだったでしょうか。飛島磯釣り公園は、初心者でも釣りやすいと評判で、この日もファミリー客が比較的多かった気がします。あ、もちろんおひとりさまもいらっしゃいましたよ。

 

 釣り状況も気になるけど、ココはネコ好きにはたまらないニャンコスポットでもあります。きっとついつい魚とかあげちゃうんだろうなぁ。お行儀よく、遠くから釣り人に熱視線を放出。

 

 ニャンコにすっかり気をとられそうになり、本題の釣り情報を忘れそうになりました。頃合いをみながら、釣り人にプチインタビューをしてみることに。午前9時ぐらいに来られたファミリーのお父さんに聞いてみたところ「今のところアジが釣れてます」とのこと。体長20センチぐらいでしょうか。大物を狙っている風のお父さんでした。

 

 「お隣のお母さんがイカ釣っていたよ」と教えていただき、アジを見せてくれたお父さんのところから数歩、横移動。「さすがに顔写真はちょっと……」と言われ(そりゃそーだ)、イカならOKとのことでミズイカ激写。すんごく立派で、大きさは大人の手のひらの2倍強! お母さん、今晩のおかずゲット。素敵!

 

 アジを見せてくれたお父さんから「釣れたよ~!」とお声をかけていただき、振り向いたところに、娘さんがアジを見事、キャッチ。そうそう、若い釣り人や、カップルも釣りを楽しんでました。

 

 今度は、園内をひたすら海側へ進むことにしました。トイレを完備した茶色の建物の裏には、なんと未開(?)の地が広がります。白いゲートのようなところをくぐり抜けると、どことなく通な雰囲気を醸し出すオッサン……いやいや、釣り人がちらほら。

 

 釣り公園は、朝でもお昼からでも人がふらりと来て、楽しむことができます。超ビギナー担にとって「釣りをするにはまず早起きから」という無言のプレッシャーをはねのけてくれました。こちらはそんなこともなさそう。この気軽さ、まさに初心者向き。

 

 もう、可愛か~、このベンチ。遊歩道沿いの東海岸運動公園にて。ここには中国の公園のような常設の健康器具もあります。あの、ぶら下がるヤツとか、足ツボ歩行とか。すべて1人きりで、チャレンジしてみましたが、日頃の運動不足もあり、心に身体が思うようについていかず。その出来なさっぷりに大笑いしてしまいました。炎天下の中、変なオバサンが出現した!とウワサになってなきゃいいけど。

 

 知らなかったのですが、高島には風力発電所あり。出力600kwで、年間約170万kwh(一般家庭の約450世帯分)の発電をまかなうことができるそう。東日本大震災後、自然エネルギーが俄然注目の的となっていますが、私たちの未来はどうなっていくのか。ちょっとおセンチにそんなことを考えました。風に向かって立つ風力発電所の姿はりりしくもありました。

 

  • 場所:長崎市高島 飛島磯釣り公園
  • TEL:095-896-4900
  • 営業時間:4月~10月6時半~18時、11月~3月7時~17時
  • 休園日:12月~2月火曜日は休園、1月1日※火曜日が祝日の場合は翌日
  • 入園料:大人500円、小人250円(見学のみ大人100円、小人50円)


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