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島の祭り・人々のアーカイブ

節分と豆まき

豆まき

(対馬の天台宗僧侶による豆まき・・・醴泉院)

 一年が経つのは早いもので、もう春の訪れが感じられるようになりました。対馬の天台宗醴泉院では、今年も節分の時期に護摩祈祷と豆まきが行われました。

 旧暦では立春が新年の始まりとされています。節分は元々、季節の変わり目である立春、立夏、立秋、立冬の前日を指していました。季節の変わり目には邪気が入ると信じられていたことから、宮中行事のひとつとして炒った大豆をまいていたのが庶民に広がり、神社やお寺、各家庭でもまかれるようになったとか。

 大豆は米と並んで神前に供える穀物で、穀霊が宿るとされています。その神聖な豆を鬼の目にめがけて投げ「魔目」それが「魔滅」につながるということで邪気を払い福を呼び込む意味があります。

護摩祈祷

(護摩祈祷の後は幸せと健康を願い参拝者全員がお祓いを受けます。・・・醴泉院)

 我が家でも節分の豆まきは昔から欠かせない大切な行事として続いています。子供の頃の思い出は、節分の夕方に母親が家中の窓を開け、私に炒り豆が入った枡を渡し「鬼は外!福は内!」と言いながらまくように言われてました。私はいつも近所の目もあるし恥ずかしいので小さな声で言いながらまいていたのですが、母親は「それじゃ鬼はでていかん!」と私から枡を取り上げ、近所中に響くような大声で盛大に豆をまいていました。毎年のことながら私は恥ずかしいのと、普段は物静かでやさしい母親の変わりようにいつも驚いていた思い出があります。

 対馬特派員 鍵本泰志

先人の知恵? 迷信、ことわざ、いいつたえ

上對馬のものごつ いいつたえ

 皆さんは子供の頃に「夜に爪を切ったらいけない」とか「乳歯が抜けたら上の歯は床下へ、下の歯は屋根の上に投げる」とか聞いたことはないでしょうか?

私の手元に昭和60年に上対馬町教育委員会が発行した「上對馬のものごつ いいつたえ」という本があります。その冒頭では昭和20年代頃から長く育まれてきた行事や慣習がすたれてきたとあります。読んでみるとお正月から大晦日までの各種行事や言いつたえ、天気のこと、迷信、ことわざまで多岐にわたって書かれていました。そこで今回は、近年では忘れ去られて人々が口にすることが少なくなった迷信や言いつたえについて私が覚えていることを中心にご紹介します。

 

『ものもらいが出来たら、井戸に小豆3粒を投げ入れ、振り向かずに帰る』

これは40年以上前に祖母が、私にものもらいが出来たときに小豆をものもらいに当て、井戸に投げ入れたあと後ろを振り向かずに帰った記憶があります。小豆をものもらいに当てるとき何かおまじないの言葉を言っていたように思いますが、定かではありません。

『お盆に泳ぐと河童が尻を抜く』

海水浴場の近くで育った私には、夏休みに海で泳ぐことがライフワークとなっていました。しかし父親や祖母から「お盆に海で泳いだら仏様が、あの世に連れて帰る」とお盆に泳ぐことは固く禁じられていました。

『西が曇れば雨になる』 『小鳥が鳴き出すと天気になる』 『月に雨傘、日に日傘』

現在では、気象衛星の画像や天気図、予報など予測できる天気も昔は自然現象から予測していたようです。ちなみに『月に雨傘、日に日傘』は、月の周りに光臨が出たら雨になり、太陽の周りに出たら晴れるという意味です。覚えておくといいですね。

『山に入るときアブラウンケンソワカと3回唱えると虫にかまれぬ』

この言葉は、幼いころに聞いた覚えがあります。どんな意味だろうと不思議に思い、ネットで調べてみると仏教の中でも密教系の真言のひとつのようです。アビラウンケンソワカが正しいようで、大日如来の内面の悟りを表し、あらゆることを達成するための呪文とのこと。虫よけのおまじないではなかったんですね。

『沖で水死人を拾えば漁がある』

このことわざは対馬はもちろん、他の地域の複数の漁師さんから聞いたことがあることから広い範囲で普及しているのではないでしょうか?厳しい自然を相手に仕事をしている漁師さんたちは信仰深い人が多く、「沖で土左衛門(水死体)を見つけたら、船に引き上げて連れて帰り、弔えば大漁に恵まれる」と信じられています。

『沖であやかしに会って、あかとりを貸せと言われたら底を抜いて貸さぬと海水を舟に汲み込まれて沈没させられる』

これも子供の頃によく聞いた怪談話で「沖で海坊主が出てきて、あかくみ(舟底に溜まる海水を汲み出す小型の桶)を貸せと言われたら、底を抜いて貸せば、海坊主がいくら海水を舟に入れて沈めようとしても出来ないので助かる」というもの。

ここに挙げた迷信以外にも、皆さんも多くの迷信や言いつたえをご存知かと思います。たまには童心にかえって思い出してみてはいかがでしょうか?

対馬特派員 鍵本泰志

参考文献

「上對馬のものごつ いいつたえ」

昭和60年3月20日発行

発行者 上対馬町教育委員会

郷土愛を育む曲の盆踊り 第25回 対馬島郷土芸能発表大会

第25回 対馬島郷土芸能発表大会01

 古くから対馬島内各地に伝わっている盆踊り。その中でも以前から見てみたいと思っていたのが、厳原町曲(まがり)地区の盆踊りです。私も同じ町内に住んでいますが、ここの盆踊りは曲地区の、初盆を迎えた家の屋内や墓前のみで舞われるため、私は見る機会がありませんでした。その踊りが、対馬島郷土芸能発表大会で披露されるというので行ってきました。

プログラムによると、演目は「四ツ竹踊り」と「柳踊り」の二つで、演じるのは地区の小中学校の生徒と高校生となっています。

第25回 対馬島郷土芸能発表大会02

「四ツ竹踊り」は白い飾りが付いた竹片を両手に持って、お囃子衆の唄に合わせて踊ります。児童たちが真剣なまなざしで踊る姿に、観客からは盛大な拍手が送られました。本来は地区の10代から20代の青年たちで舞われているようですが、最近は教育の一環として小中学校で、女生徒も交えて教えているということでした。

第25回 対馬島郷土芸能発表大会03

第25回 対馬島郷土芸能発表大会04

「柳踊り」は南京玉すだれのような小道具を持ち、太鼓と唄に合わせゆっくりと舞います。その立ち姿は太極拳の演武のように腰を落とし、ひざを曲げて行われていることからかなりの筋力と体力がいるように感じました。今回披露された踊りの他に、曲の盆踊りとして伝わっているのは「綾踊り」「二本扇踊り」と全部で四つあり、厳原町の他の地区に伝わる先祖供養の盆踊りとともに、対馬厳原の盆踊りとして国の無形民俗文化財(記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財)に指定されています。

 古くから伝承されている踊りを、次の世代へ引き継ぐのは少子高齢化の進む中、難しくなってきているのでしょうが、これからも途切れないように続けていってもらいたいですね。

 

対馬特派員 鍵本泰志

第25回 対馬島郷土芸能発表大会

主催 対馬島郷土芸能保存会

日時 平成27年11月29日 対馬市交流センターで開催されました。

年に一度の馬祭り 対馬初午祭

対馬初午祭01

 険しい山が多い対馬で、農耕や木材、薪、炭の運搬などに使われてきた対州馬は、島の人々にとって欠かせない存在でした。今回の島の祭りは、その対州馬を主役とした「対馬初午祭」の様子をお伝えします。

元々、初午祭は対馬の上県町瀬田地区に伝わる男児の節句を祝う伝統行事です。その時、余興として河原の土手を対州馬で走り、競い合ったのが「馬跳ばせ」で、近隣から大勢の見物客が訪れるほどの賑やかなお祭りでした。

対馬初午祭02

 祭りのプログラムは毎年趣向が凝らされた出し物で、対州馬のダービー「馬跳ばせ」を始め、流鏑馬(やぶさめ)や疾走する馬上からの凧揚げ、障害飛び越え、階段登りなど人馬一体の高度な技を要する内容で観客を楽しませていました。

小型ながら馬跳ばせで疾走する対州馬は、思いのほかスピードがあり、近くで見ているとすごい迫力でした。

対馬初午祭04

対馬初午祭05

対馬初午祭06

また、対州馬と触れ合える子供たちの乗馬体験では、長い行列が出来ていました。子供たちにとっては良い思い出になるプログラムですね。

対馬初午祭08

 ♫ はぁー しんきー しんきーと 山路ちゃ行けばー・・・  尺八の音色にあわせて歌われる対馬民謡の「しんき節」が会場に響き渡ります。元々は、ばいのさ節、馬子歌といわれていた「しんき節」。対州馬とともに山で一日仕事をし、馬も人間も疲れ果てて家路につくときに歌われたものです。歌の合間には馬を叱咤激励するセリフが入ります。「ほぅ!だだだだ!さっさ歩まにゃ 戻ってぞうずは飲ませんぞ!」 ぞうずとは馬のために作った雑炊状のエサで、馬の疲れが取れるように与えていました。

対馬初午祭07

 対州馬保存会事務局の冨永さんが、このようなことを仰っていました。

「山がちで道路事情が悪い対馬で、昔の人々は対州馬の力を借りて生活をしてきました。車や農機具の普及で対州馬を身近に感じることが無い今では、そのことが忘れられて対州馬の存在が意識されることが少ないようです。対馬の発展のために尽力してくれた馬の存在を忘れないように、次の世代へ伝えていきたいですね」

 対州馬の啓もう活動も兼ねている初午祭ですが、島の人々は対馬のために頑張ってくれた対州馬への感謝を忘れてはいけませんね。

対馬特派員 鍵本泰志

名称    対馬初午祭(つしまはつうままつり)

会場    目保呂ダム馬事公園 長崎県対馬市上県町瀬田

日時    毎年10月第3日曜日

主催    対馬初午祭実行委員会

後援    対馬市、対州馬保存会

協賛    瀬田区

厳原八幡宮大祭 神幸式と命婦・浦安の舞 

厳原八幡宮大祭01

 秋になると対馬のあちらこちらで、お祭りが行われています。私が住んでいる城下町、厳原(いずはら)の八幡宮でも大祭が行われました。

厳原八幡宮大祭02

 いつもは静かな八幡宮もお祭りの日になると、境内に出店が並び子供たちや参拝客でにぎわっているのは、私が子供の頃から変わらない光景。私も親からおこづかいをもらって金魚すくいをしたり、綿菓子を買って食べた思い出がありますが、それは今の子供たちも同じですね。

 子供のころからお世話になっている神社ですが、その由緒など知らなかったので由緒書きを見たら八幡宮としての創建は今年で1338年!天武天皇白鳳6年(677年)とありました。古くから大切に祀られて来たのですね。

厳原八幡宮大祭03

厳原八幡宮大祭04

 拝殿で夕方から行われた祭典では、国選択無形民俗文化財の命婦(みょうぶ)の舞や厳原中学校の女子生徒による浦安の舞が奉納されました。娘が浦安の舞に出るという方にお話を伺うと、中学校の1年から3年までの3年間、夏休みを返上して歌や楽器、舞の習得に励むとのこと。伝統民俗を守り伝えている方々の熱意と努力に頭が下がりました。

厳原八幡宮大祭05

厳原八幡宮大祭06

本祭では神職や氏子のみなさんが長い行列をつくって700mほど離れた厳原港の西の浜まで3体のみこしを運び、郷土の発展と大勢の氏子衆の繁栄を願い放生会が行われました。

対馬特派員 鍵本泰志

 

名称 厳原八幡宮大祭

例祭日 毎年旧暦8月13日から15日

住所 長崎県対馬市厳原町中村645-1

3年ぶりの朝鮮通信使行列 対馬厳原港まつり

朝鮮通信使行列25

 古くは室町時代にまでさかのぼる朝鮮通信使。豊臣秀吉による文禄・慶長の役の後は途絶えていましたが、江戸時代に国交が回復すると再開され、12回に渡り派遣されました。李氏朝鮮と貿易や外交で関係が深かった対馬では、毎年、「厳原港まつり対馬アリラン祭」として朝鮮通信使行列の再現を行っていましたが、2012年の仏像盗難事件、韓国地裁の仏像返還拒否で、対馬市民の嫌韓感情が悪化。翌年には「アリラン祭」の名称を消し通信使行列も行われませんでした。

 2014年には再開する予定でしたが、これも台風のために中止となり、今年3年ぶりに朝鮮通信使行列が厳原の街を練り歩きました。

朝鮮通信使行列14   朝鮮通信使行列38

 対馬藩主の居城、金石城跡の櫓門(やぐらもん)を出発した一行は、厳原港までの1.6kmの道のりを歩きましたが、この日の気温は30度を超える猛暑日。行列に参加した皆さんは大変だったことでしょう。

朝鮮通信使行列75   朝鮮通信使行列81

朝鮮通信使行列97   朝鮮通信使行列104

 祭りの名称から「アリラン祭」が消えても、厳原の街に太鼓や鉦、ラッパの音が賑やかに響き渡り、いつもの祭りに戻ったことで、沿道で見ていた地元の方や、韓国の観光客らも明るく楽しい気持ちになったのではないでしょうか?

対馬特派員 鍵本泰志

名称 対馬厳原港まつり

日程 今年(2015年)は8月1日、2日(毎年、8月の第一土曜日、日曜日)

主催 対馬市商工会青年部

 

子どもが主役の楽しいお祭り 地蔵盆

地蔵盆01

 今年も地蔵盆がやってきました。この日、夕方6時頃から浴衣を着ておめかしした子供たちは、町内30ケ所以上に祀られている地蔵堂を巡り、無病息災を願い小さい手を合わせます。

地蔵盆02

 お参りした後は、お菓子を貰えるのですが、天台宗のお寺、醴泉院では恒例の流しソーメンで子供たちをもてなすことが知られており、大勢の参拝客で賑わっていました。汗ばんだ体に冷たいソーメンが美味しそうですね。

地蔵盆03

いつもは町内放送で、午後6時ごろに車に気を付けて家に帰るよう促される子供たちも、この日は思いっきり夜遊びが出来る日とあって、町内にこんなにも大勢の子供がいたのかと驚くぐらいの人出でした。皆がこの楽しい思い出を忘れずに次の世代へ引き継いでもらいたいものです。

対馬特派員 鍵本泰志

名称  地蔵盆

日時  毎年7月24日 午後6時から

場所  厳原町内の各地蔵堂、お寺

誠信の交わり 江戸時代の国際人 雨森芳洲(あめのもりほうしゅう)

雨森芳洲先生顕彰碑1

 厳原市街を見下ろす金石城の跡地に、雨森芳洲(あめのもりほうしゅう)の顕彰碑が建てられています。そこに刻まれている「誠信之交隣」こそ、現在の日本と韓国に必要とされているのではないでしょうか。

 雨森芳洲は対馬の人ではなく、そのルーツは滋賀県にあり、京都で開業していた医者の息子として生まれました。幼少期は医者を目指していましたが、10代後半で江戸に出て木下順庵の門下となり儒学を学びます。22歳の時、師の推挙で優秀な人材を必要としていた対馬藩へ仕官。以後、朝鮮外交に携わりました。

交隣堤醒

 私の手元に「交隣堤醒(こうりんていせい)」があります。これは雨森芳洲が第6代対馬藩主、宗義誠へ提出した日朝交流に関わる意見書で、倭館での生活や二度にわたる朝鮮通信使との交流を踏まえて書かれた外交の思想書でとして、現在でも十分通用する事が書かれています。

その内容は54項目から成っていて、最初の「朝鮮交接の儀は、第一に人情と時勢を知ることが肝要にて候(そうろう)・・・」から始まり、様々な事例を挙げながら最後に「誠信の交わりと申すこと・・・誠信と申し候は、実意と申す事にて、互いに欺(あざむ)かず争わず、真実を以て交わり候を誠信とは申し候・・・」で締めくくられています。

 要約すると外交とは、通り一辺倒な表面上の付き合いではなく、相手国の異文化や歴史をふまえ、異国人の考え方を知り、尊重することで対等の関係を築き生まれる。そのために、互いに欺かず争わず、真実を以て交わることが大切と説かれています。この考えを自ら実行し、朝鮮外交に携わった芳洲は、朝鮮通信使の製述官もその著書で、偉大な人物として紹介しています。

雨森芳洲の墓 長寿院

 雨森芳洲の墓は、厳原町の長寿院にあります。韓国の反日、日本の嫌韓とあまり関係が良くない現在の日韓関係。お互いに誠信の交わりで交流できれば良いなと、墓前に手を合わせました。

対馬特派員 鍵本泰志

参考文献 「交隣堤醒」東洋文庫852 平凡社 初版第1刷

雨森芳洲先生顕彰碑 長崎県対馬市厳原町今屋敷(旧金石城跡)グーグルマップ

雨森芳洲の墓 長崎県対馬市厳原町日吉313 長寿院 グーグルマップ

あじさい祭り あじさいロードウォーキング

あじさいロードウォーキング01

 梅雨のこの時期、日本全国であじさい祭りが開催されていますね。対馬でも毎年6月には、対馬北西部の上県町佐護であじさい祭り、あじさいロードウォーキングが行われています。会場に着くとブンブンと空からエンジン音が聞こえるので、流行のドローンで空撮でもしてるのかと見上げると、エンジン付きのパラグライダーが鯉のぼりをヒラヒラさせながら飛んでいました。

あじさい祭り05

ウォーキングコースは湊浜シーランドステージから異国の見える丘展望台までの往復5km弱。対馬海峡を見下ろし、色とりどりのあじさいが咲き誇る中、大勢の方がウォーキングと景色を楽しんでいました。

あじさいロードウォーキング02

 コースには対馬市のご当地キャラクター、ツシマヤマネコのツバキ?(後ろ姿でよくわかりません)が、子供たちに手を振ったり記念撮影に応じたりと大活躍!子供から大人まで楽しめるイベントですね。

あじさいロードウォーキング03

 祭り会場の湊浜シーランドステージでは、テントが並び、焼き鳥やお好み焼き、うどんなどが販売されお祭りらしい雰囲気の中、ここ佐護の名物として普段は目にすることが無い「うむしもん」を地元の方たちが販売していました。これはお祝いや行事のときに作られてきた餅菓子で、ほんのりと甘く、食紅で色が付けてある様子は、あじさい祭りのお土産にぴったりですね。

あじさい祭り01

あじさい祭り02  あじさい祭り03

対馬特派員 鍵本泰志

名称   あじさい祭り あじさいロードウォーキング

日程   毎年6月 2015年(平成27年)は6月21日に開催されました。

会場   長崎県対馬市上県町佐護 湊浜シーランドステージ グーグルマップ  厳原から66km 車で1時間30分

主催   あじさい祭りパラグライディング対馬大会実行委員会

満を持してオープン!「ふれあい処 つしま」オープニングイベント

今回は5月16日にグランドオープンした「ふれあい処 つしま」のオープニングイベントへ行ってきました!

ステージイベントは大盛況!○×クイズが催され子供たちが一喜一憂していました。

 

 

 

 

 

 

 

 

特産品の間では対馬産のニホンミツバチの集めたハチミツや蜜蝋を加工したリップクリーム、ソバの原種に近いソバの実から作った対州そば

B級グルメとんちゃんや郷土料理いり焼き、対馬のイノシシ肉で作ったソーセージやレバーパテに対馬近海で獲れた鮮魚

その他、対馬で育てたブルーベリーや赤米のアイスクリームなども販売してます。

観光の間では対馬の歴史や自然など様々な展示物があり、対馬の事について知ることができます。

 

体験・憩いの間ではテーブル席やお座敷で休憩や食事を摂る事ができ

フリーWi-Fiも設置されている為、地元の方のみならず島外からのお客さんにも嬉しいスポットとなりそうです!

 

すぐ隣にある対馬市交流センターティアラと併せて観光、行楽の拠点として活躍して行く事が期待出来る施設でした!

 

【営業時間】

多目的広場  8:45~18:00

観光案内所  8:45~17:30

特産品の間  9:00~18:00

観光の間   9:00~17:00

体験・憩いの間  9:00~18:00 

 

【住所/電話番号】

〒817-0021

長崎県対馬市厳原町今屋敷672-1

℡ 0920-52-1566

 

特派員 鍵本拓弥

頑張れ島人! リピーターで繁盛している民泊ごんどう

民泊ごんどう ご夫婦

権藤令子さん(島自慢・郷土料理保存会所属)

権藤悦教さん(対馬観光ガイドの会やんこも所属  対馬グリーン・ブルー・ツーリズム協会会長)

 

 数年前から対馬に民宿ならぬ民泊(みんぱく)という宿泊施設が増えています。これは欧州で普及している農漁村滞在型のバカンスをヒントに、農林水産庁がゆとりある国民生活と農漁村を含む地域の振興を目的として平成17年に法律を改正。全国的なグリーンツーリズムの普及とともに、農漁村体験ができる宿のスタイルとして広がりました。今回は対馬の南端、豆酘(つつ)で民泊を経営している権藤さんご夫婦に、その人気の秘訣を伺いました。

民泊ごんどう 玄関  民泊ごんどう 玄関口

 民泊には自宅を利用します。違いと言えば玄関に地元の特産品や、観光パンフレットがおいてあることぐらいです。お客様が宿泊するお部屋も見せて頂きましたが、ごく普通の部屋で旅館と違い、かえってくつろげるような感じでした。

民泊ごんどう 部屋

 この民泊ごんどうはリピーターのお客様が多く、その理由として地元で収穫された食材で奥様が作る懐かしい郷土料理と、「観光ガイドの会やんこも」に所属しているご主人の観光案内の2本立てで繁盛しているとのことでした。

 11年前に漁協に勤めていたご主人の元へ関東の武蔵高校の先生が対馬の事を聞きに訪ねて来られ、翌年より毎年、同校の高校生をホームステイさせることなりました。それがきっかけとなり、その間にご主人は島自慢観光カレッジで2年間、観光ガイドや地域コーディネートの勉強をし、奥様は郷土料理保存会や独学で対馬伝統の郷土料理を学んだそうです。

 平成20年に民泊ごんどうをオープンし今年で7年目。郷土料理体験や農作物の収穫体験、ガイドブックには載っていないディープな観光案内など様々な趣向をこらしたことでリピーターが増え、お客様からの手紙には、どれも対馬での楽しかった思い出と感謝の言葉が綴られていました。

民泊ごんどう お客様からの手紙

 対馬は離島のため、交通アクセスの不便さなどから島外からの観光客が敬遠しがちなイメージがありますが、権藤さんご夫婦のように独自のコンテンツとアットホームな雰囲気の中、日本中からお客様が訪れる宿として成功しているのは他の離島でも参考になるのではないでしょうか?

 最後に、「この仕事は大変なこともあるけど、お客様が喜ばれる顔を見ると頑張れる。自分たちの民泊経営のノウハウは、やる気がある方にはどんどん教えるので、さらに多くの民泊が出来て対馬が活性化していけたら良いですね。」と仰っていました。

 

名称  「民泊ごんどう」ホームページはコチラ ブログはコチラ

住所  〒817-0154 長崎県対馬市厳原町豆酘2566

電話  0920-57-0775(FAX兼用)

アクセス 厳原港から21km車で40分 対馬空港から32km車で55分

中世から続く豆酘の赤米行事 頭受け神事②

頭受け神事

今回は「釣り・魚関係」がテーマでしたが、中世から続く豆酘の赤米行事 頭受け神事①の続編をお送りします。 

 酒宴は午後7時半ごろから始まり、なごやかに談笑しながら夜遅くまで続きます。退席する際は本座を出るときと再度入室するときに、ご神体に柏手を打ち拝まな いといけないのですが、それを怠ると罰ゲーム的な感覚で、余計にお酒を飲まされるとか、「お酒はもう飲めません」と言うかわりに「「水ばかりやっても米は 育たないから下の田んぼへ水を流してください」とお酒を水に、頭仲間を田んぼに例えて応答するようなお米の神事らしい様々なしきたりや、取り決めがあるということでした。

赤米の甘酒02 赤米と豆酘雑煮 

 控えの間で見学していた私にも、本座と同じ多くの料理と、赤米の甘酒、炊き立ての赤米や豆酘雑煮(この地区に伝わる郷土料理)までふるまっていただきまし た。頭仲間と同様、注ぎ鉢からお椀に注いでもらった甘酒は、ほんのりピンク色をした自然な甘さの飲みやすいお酒で、「熱いうちに食べてください」と言って 出された赤米の炊き立てご飯は、お赤飯より薄い色でこちらも豆酘雑煮とともに美味しく頂きました。

ウケトウの使い
 しばらくたつとウケトウの家から裃(かみしも)姿の使いの方が来て、口上をのべるので、ハライトウの頭主はお使いの方へご神体の受け渡し時刻を告げます。(深夜の時刻)

 本来ならここで頭仲間は一度解散し、ご神体を受け渡す深夜に再度酒宴を開催します。ご神体をモリマシと呼ばれる役が背負いウケトウの家まで運び、今度はウケトウ側で料理や お酒が出され酒宴が始まり、明け方まで続きます。外が明るくなるとウケトウの頭主は赤米の餅を寺田(ご神田)に埋めに行き、頭受けの終了となります。

 中世から続く赤米行事ですが、継承者不足や、体力はもちろん、時間的にも金銭的にも大きな負担を強いられることから昭和50年代頃から頭仲間の減少が続き、現在この行事を伝えている頭屋は 主藤公敏氏だけとなっています。そのため頭仲間の役は主藤氏の親戚、知人が務め、ハライトウとして送り出したご神体は、ウケトウとして同じ家の本座へ戻ってきま す。このようなことから現在は実際にご神体を背負うところは2年に一度しか行っておらず、今回は見ることは出来ませんでした。

主藤公敏氏ご夫妻

(頭主として赤米行事を伝承している主藤公敏氏と奥様)

 主藤氏は、「先祖代々 受け継がれてきた赤米と行事を後世に残すことが自分の務めだと思い、頭主が自分一人になっても続けている。宮中献穀にも選ばれ天皇陛下にもお会いできた し、国の無形民俗文化財にも指定された。世の中には頭が良い人はいくらでもいるが、私たちの先祖が守ってきたような農業の大切さや米作りの大変さを知り、 なぜこのような行事が続いてきたかを考えてもらいたい」とおっしゃってました。TPP問題でゆれる日本、米離れが叫ばれる日本において考えさせられるお言 葉でした。

対馬特派員 鍵本泰志

豆酘の赤米行事(つつのあかごめぎょうじ)

平成14年 国指定無形民俗文化財

平成25年 宮中献穀(宮中行事の新嘗祭に奉納)

年中行事

四月 籾種おろし

五月 田植え

十月 稲刈り

旧暦十月十七日 お吊り坐し

旧暦十月十八日 初穂米

旧暦十二月三日 斗瓶酒

旧暦十二月十九日 日ノ酒

旧暦十二月二十八日 寺田様の餅すき

旧暦一月二日 初詣り

旧暦一月五日 潮あび

旧暦一月十日 頭受け

旧暦一月十二日 三日祝い

寺田(ご神田)の場所 長崎県対馬市厳原町豆酘(つつ)

アクセス 厳原市内から県道24号を南下、内院方面へ左折せず直進し県道192号をさらに南下する。内山と瀬を通過し左折し再び県道24号を南下。「多久頭魂神社、樫ぼの、赤米」の青い標識を左方向に進むと左手にある。厳原から21km、車で40分。

ご協力 

赤米行事保存会 頭主 主藤公敏氏

対馬市文化財課

参考文献

文化庁国指定文化財等データベース

海神と天神―対馬の風土と神々― 永留久恵 著 白水社

厳原町誌

対馬の赤米神事と年中行事 八坂信久

中世から続く豆酘の赤米行事 頭受け神事①

赤米ご神体

 日本人の食を支えているのは主食であるお米ですが、最近では食の多様化に伴い米離れが進んでいます。今回は対馬の南端、豆酘(つつ)地区に伝わる赤米(あかごめ)行事のひとつ「頭受け」を通じ、古来より大切に守り育てられてきたお米の大切さを考えてみたいと思います。

赤米

 赤米は稲の古い品種で、豆酘の赤米行事は、頭屋制に基づき1300年以上の長きにわたり伝承されてきました。この行事は頭仲間と呼ばれる供僧家と農家により行われ、寺田と呼ばれるご神田で栽培された赤米は、秋に収穫され新しい俵に詰められて、旧暦の十月十七日、頭仲間が1年交代の輪番で務める頭主の自宅の本座(座敷)に吊るされます。これを祈祷することで米俵がご神体となり、本座へは頭主でさえもみだりに入ることは出来なくなります。

 その後も赤米を氏神に供える初穂米をはじめ様々な神事が行われ、翌年の旧暦一月十日の夜から翌朝にかけ、本座で神様として祀られている米俵を今年の頭主の家へ運ぶ神渡りの儀式、「頭受け」が行われます。ご神体を送り出す頭屋をハライトウ、お迎えする頭屋はウケトウといい、行事が行われる本座にはトコブシを盛り付けた松竹梅の島台や赤米で搗いた臼の形をした餅が飾られます。

島台飾り 臼型餅

 ご神体の下に料理が載ったお膳やお酒などが準備されると和装の頭主をはじめ頭仲間が集まり、控えの間からご神体に対して柏手を打ち本座へ入っていきます。まず最初に赤米で作られた甘酒がふるまわれるのですが、女性は入れないため配膳役の男性が頭仲間へ甘酒を注いだり、お酒の準備を行います。 

本座への出入り

赤米の甘酒ふるまい

 

中世から続く豆酘の赤米行事 頭受け神事②へ続く

対馬特派員 鍵本泰志

豆酘の赤米行事(つつのあかごめぎょうじ)

平成14年 国指定無形民俗文化財

平成25年 宮中献穀(宮中行事の新嘗祭に奉納)

年中行事

四月 籾種おろし

五月 田植え

十月 稲刈り

旧暦十月十七日 お吊り坐し

旧暦十月十八日 初穂米

旧暦十二月三日 斗瓶酒

旧暦十二月十九日 日ノ酒

旧暦十二月二十八日 寺田様の餅すき

旧暦一月二日 初詣り

旧暦一月五日 潮あび

旧暦一月十日 頭受け

旧暦一月十二日 三日祝い

寺田(ご神田)の場所 長崎県対馬市厳原町豆酘(つつ)

アクセス 厳原市内から県道24号を南下、内院方面へ左折せず直進し県道192号をさらに南下する。内山と瀬を通過し左折し再び県道24号を南下。「多久頭魂神社、樫ぼの、赤米」の青い標識を左方向に進むと左手にある。厳原から21km、車で40分。

ご協力 

赤米行事保存会 頭主 主藤公敏氏

対馬市文化財課

参考文献

文化庁国指定文化財等データベース

海神と天神―対馬の風土と神々― 永留久恵 著 白水社

厳原町誌

対馬の赤米神事と年中行事 八坂信久

壌炎招福護摩祈祷 醴泉院

醴泉院護摩祈祷06

 新春を迎えるにあたって、470年余りの歴史がある天台宗、醴泉院(れいせんいん)で、災いを打ち払い福を招く護摩祈祷が行われました。

醴泉院護摩祈祷05

 ご本尊の前で護摩壇に火を点け、檀信徒さんたちの願い事が書かれた護摩木が次々に投じられ炎が大きくなるにつれ、対馬全島から集まった天台宗僧侶の読経が本堂に響き渡りました。ちなみにこの護摩とは元々インドから伝わったもので、天台密教でも最高の祈願法といわれています。

醴泉院護摩祈祷03

 護摩祈祷が終わると、僧侶が檀信徒さん一人々の無病息災や延命長寿を祈りながらお祓いをします。私もお祓いをしてもらいました。分厚いお経で背中を何回か叩かれた時は、けっこう痛かったのですが、お祓いが済むと不思議と体が軽くなったように感じました。その後、本堂の外で恒例の豆まきが行われました。僧侶たちの掛け声は「福はうちー!」皆さん嬉しそうに豆を頂いていましたよ。

醴泉院護摩祈祷豆まき

 最後に、去年頂いたお札のお焚き上げで今年の護摩祈祷も無事終了。これで今年も元気に過ごせますね。

醴泉院護摩祈祷お焚き上げ

対馬特派員 鍵本泰志

名称  醴泉院(れいせんいん)

住所  長崎県対馬市厳原町天道茂470番地

壌炎招福護摩祈祷 毎年立春の前、二月

 

後世へ伝えよう!対馬島郷土芸能発表大会

子供太鼓芸能かっちぇる

対馬の各地には古くから伝わる多くの郷土芸能があったといわれています。過疎化や少子化の影響を受け、昭和30年代にはなくなりつつあった郷土芸能ですが、平成になり「対馬島郷土芸能保存会」が発足し、これらを後世に伝える活動が行われてきました。

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広島から対馬へ 入江神社

秋晴れの中、海沿いにドライブしていたら偶然、お祭りをしている神社に出くわしました。

聞きなれない「入江神社」という社号を不思議に思い、地元の方々に神社の由来をお聞きすると、遠く広島から分祀された神様だということでした。

 

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櫓漕ぎ舟の熱いバトル 舟グロー 厳原港まつり

長崎では中国から伝わったペーロンが有名ですが、対馬では、漁村に古くから伝わる伝統行事、「舟グロー(ふなぐろー)」が、お祭りの出し物や地域の行事として残っています。

「舟グロー(ふなぐろー)」の意味ですが、「舟くらべ」が訛ったものと云われています。

今回、厳原港まつりで舟グローに使用される和船2艘は、全長12mの木造船で22年前に厳原町の永留造船が制作。老朽化のため去年、全体をFRP樹脂で覆っており、新船のようです。

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テイクオフ! 第10回パラグライディング対馬大会

6月の島のお祭りは、今年で10回目を迎えるパラグライディング対馬大会の様子をお伝えします。
スタート地点は標高287mの千俵蒔山(せんびょうまきやま)。対馬の北西部にあるため韓国を望む海峡を眼下に見下ろす絶景ポイントです。

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漁港に映える海照らし ひとつばたご祭り

皆さんは「ひとつばたご」という木をご存知でしょうか?
海外では中国や朝鮮半島の東アジア。日本国内では対馬と愛知、岐阜などに自生しており、毎年5月になると真っ白い花を咲かせる落葉高木です。
対馬の北端にある鰐浦(わにうら)では、ひとつばたごの開花に合わせ、ゴールデンウィーク中に「ひとつばたご祭り」が行われます。

 

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宝満宮 春の大祭

ポカポカ陽気の日曜日。厳原町西里にある宝満神社(与良祖神社)では、春の大祭が行われました。

こちらのお祭りでは、レクリエーションが充実しており、その数なんと10種類。

大人から子供まで楽しめる内容に、地域の人々は楽しい一日を過ごしました。

 

 

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