厳原八幡宮大祭 神幸式と命婦・浦安の舞 

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 秋になると対馬のあちらこちらで、お祭りが行われています。私が住んでいる城下町、厳原(いずはら)の八幡宮でも大祭が行われました。

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 いつもは静かな八幡宮もお祭りの日になると、境内に出店が並び子供たちや参拝客でにぎわっているのは、私が子供の頃から変わらない光景。私も親からおこづかいをもらって金魚すくいをしたり、綿菓子を買って食べた思い出がありますが、それは今の子供たちも同じですね。

 子供のころからお世話になっている神社ですが、その由緒など知らなかったので由緒書きを見たら八幡宮としての創建は今年で1338年!天武天皇白鳳6年(677年)とありました。古くから大切に祀られて来たのですね。

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 拝殿で夕方から行われた祭典では、国選択無形民俗文化財の命婦(みょうぶ)の舞や厳原中学校の女子生徒による浦安の舞が奉納されました。娘が浦安の舞に出るという方にお話を伺うと、中学校の1年から3年までの3年間、夏休みを返上して歌や楽器、舞の習得に励むとのこと。伝統民俗を守り伝えている方々の熱意と努力に頭が下がりました。

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本祭では神職や氏子のみなさんが長い行列をつくって700mほど離れた厳原港の西の浜まで3体のみこしを運び、郷土の発展と大勢の氏子衆の繁栄を願い放生会が行われました。

対馬特派員 鍵本泰志

 

名称 厳原八幡宮大祭

例祭日 毎年旧暦8月13日から15日

住所 長崎県対馬市厳原町中村645-1