島の祭り  長崎スタッフ取材|しましま|2012.2.9

福を招く節分祭

 子どもの頃の思い出のひとつに節分の豆まきがあります。両親が用意してくれていたお面付きの豆を、妹と一緒に“鬼は外~、福は内~”とまく。あの頃のことを思いながら、八坂神社の節分祭に出かけてみました。八坂神社は長崎市街地の浜町からすぐのところにあります。




 そんなに大きい神社ではありませんが、祭りの時にはいつも地元の人たちが総出で手伝いをするアットホームな雰囲気が私は大好きです。

 豆まきは19時半と20時15分の2回行われました。1回目には子どもたちが登場。もちろん年男・年女です。太鼓の音に合わせて、「鬼は外、福は内」の掛け声。少し遅れて参加した私は、大勢の人だかりの一番後ろ。豆をゲットするには条件が悪い…。



 結局、ひとつもゲットできず。2回目に望みをかけます。休憩の間は境内で行われていた鬼火焚きの火の前へ。雪が降る寒い夜、暖かい炎の前にはたくさんの人が集まっていました。さて、いよいよ2回目の豆まきの始まりです。今度は大人の出番。お祓いを受けた後、順番に名前を呼ばれます。太鼓の音に合わせて、ゆっくり「鬼は外、福は内」。1回目とは違い最前列で待ち構える私…。さて、勝算はいかに?

 結局、前過ぎて豆は飛んでこず。飛んできても子供たちを押しのけてまで取るのもいかがなものか? そんな大人(?)の判断で結局、3袋100円の福豆を社務所で買って帰ることにしました。久しぶりに節分の雰囲気を味わえただけで満足です!




 100円で福をゲットした翌日は立春。窓を開けると気持ち良い青空にキラキラとお日様が顔を出していました。昨夜の雪が嘘のよう。







 つかの間の春を感じました。

八坂神社
長崎市鍛冶屋町8-53TEL.095-822-3833


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