島の祭り!|長崎スタッフ取材|しましま|2015.2.2

おひなさまと廊下橋で散策もより楽しく

♪おだいりさまとおひなさまぁ~――今回、訪れたのは島原。そう、島原城下ひなめぐりが1/30(金)~3/8(日)まで開催されるからです。街中には各店舗、趣向を凝らしたひな飾りがいっぱい。ちょっぴり寒いけど、ひなめぐり、開始!



島原市街地を効率よく観光するには、まず情報をゲット。以前、四明荘(しめいそう)というところに行ったことがあったので、立ち寄ることにしました。四明荘は、湧水を利用して造られた住宅庭園で、1日1000トンもの水が湧き出ているとか。池が驚くほど透明で、まるで鏡のよう。ふくよかな鯉も泳いでおります。入場は無料なので、気軽に立ち寄れます。そして、ここにも……。

立派なひな人形が。人間国宝・平安光好氏作の「皇宮雛」が見られます。品の良いお顔立ちに、四明荘の和の佇まいがぴったり。こちらには、島原の観光パンフレットも置いてありますよ。



アーケード方向に歩いてみました。一番街アーケードを入ってすぐのとこにおひなさまが。婦人服のたまやさんです。このお店の創業者が、初節句の時に購入した御殿雛などが飾られ、なんともきらびやか。



力強い活魚の文字下にも、おひなさま。このコントラストにグッと心打たれました。一番街アーケードの「ゆとろぎの湯」付近のお店です。









一番街アーケードにもありましたが、サンシャイン中央街にも「ひなめぐり」のノボリが。商店街のBGMはもちろん「ひなまつり」。このノボリをたどって街中を散策すると、いろんな出会いや発見がありそう。






アーケードを抜け、島原城方向へ。城下町の森岳商店街を、ぶらり歩くことに。素敵な風景に出会いました――森岳酒蔵と見事な敷石の道は、島原城の東虎口門跡なんです。しっとりとした風情ある通りで、旅気分も盛り上がります。

森岳酒蔵の館内にもひな人形がたくさん。こちらは、江戸時代のおだいりさまとおひなさま。私よりもずいぶん長生きされてます。





失礼して、おひなさまのお顔をアップで撮りました。現代でも美人といっても遜色ナシ。幾重にも重ねた豪華な着物と、きめ細やかな装飾のかんざし。いつの時代も、子を思う気持ちだけは変わらない。精緻な作りのおだいりさまとおひなさまには、そんな永遠の祈りも込められているようでした。







昔から日本人はミニサイズが好き? シルバニアファミリーチックな和風ドールハウスのひな人形。このちょこちょこした作り!! 子どもだけでなく大人も引き寄せられます。




城下町を巡っていたら、やはり本家本元(?)の島原城にも行きたくなりました。2/20(金)まで、森岳商店街プロジェクトチームによる実物大巨大看板絵が見られます。なんでも島原城本丸への出入りは、現在の場所ではなく、二の丸があった(現在の文化会館)ところに掛かる廊下橋を渡っていたらしいのです。そこで、この廊下橋がお目見えしたそう。なるほど~。

島原城での楽しみのひとつが観梅。私が訪れたのは、イベント初日の1/30。開花はまだまだでしたが、それでも、こ~んなにキレイ! 一番見頃は2月中旬かしら?




城巡りを楽しんだ後、また森岳商店街へゴー。1842年(天保13)築の古い商家の森岳まちの寄り処。トイレも借りられます。





ひな人形も飾ってありますが、2階の立派な梁も見どころ。それにしても太い梁! 迫力満点です。相当、羽振りが良かった!?





看板息子のカツオクンもお出迎え。雲仙・普賢岳噴火の災害時から飼ったそう。ということは、少なく見積もっても20歳超え!? なかなかのおじいちゃん猫。ネコ好きの私は思わず激写してしまいました。これにて、私のひなめぐりは終了。ひなめぐりのイベントはまだまだこれからが本番。特に3/1(日)の人間ひな行列は圧巻ですよ。

第11回島原城下ひなめぐり
2015年1/30(金)~3/8(日)
※詳しい情報はHP「島原温泉観光協会」まで

123456789101112131415161718 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23