ながさき大漁旗! 壱岐特派員|武原|2012.1.11
冬の味覚”セッカ”打ちにチャレンジ!
壱岐の冬の味覚と言えば、「セッカ」と言われる地牡蠣です!今回は、初めてセッカ打ちにチャレンジしました。
大きな牡蠣の殻と大きな身しか見たことがなかった私は、セッカと言われるとても小さな牡蠣の身を見て、ビックリ!冬になると、スーパーにもセッカが売られていますが、ほとんどはセッカを獲っているおばさん達が、近所に訪問販売する方式だったようです。また、今までセッカを獲っていたおばさん達が高齢化し、最近は、なかなか流通していないようです。
そこで、今回初めてセッカ打ちにチャレンジしました!道具と衣装一式を、渡良の西さんからレンタルして、畑さんのナビゲートで、宇土湾へ。
月に2回の大潮の前後、数時間しか潮が引かないので、天候とのタイミングが合わないと難しいそうです。この日は旧12月12日。宇土湾は、初心者でも簡単に行けるスポットです。整備されるまでの宇土湾は、魚の宝庫と言われて、10日・20日のタコ漁では、100匹以上も獲れていたそうです。ちょうど、小さな漁船が岸壁近くで何か獲っていました。
さて、セッカの打ち方ですが、尖った道具の先の方で、3センチくらいの小さな殻の端の方を打ちます。間違って、殻の真ん中を打つと、中側の潮水と殻が顔に直撃!なかなか上手くいきません。おまけに、冷たい海からの風は、全身を凍らせ、思ったように打つことだ出来ませんでした。今回は、ちょっとだけ獲れました。
獲ったセッカはザルに入れ、海水できれいに洗って出来上がり!本当はもっと岩場の難しい場所の方が誰も取れなくて、たくさんいるそうです。 波の荒くない場所で、栄養分の多い海なら、どこにでも付いているセッカ。防波堤の漁礁にしてあるテトラポットにも、びっしり付いていました。
実は壱岐の海の岩場にたくさん付いているセッカ。でも、セッカ打ちをする人も少なくなって、食べる機会もドンドン減ってくるのでしょうね。是非「セッカ打ち体験」ができると、いいのになあと思いました。
*注意!
牡蠣打ちやウニやアワビ・サザエなどの磯物を獲るためには、地区の漁協から鑑札を買わなければいけません。
大切な海の資源を守るために、勝手に獲ってはいけない決まりになっていますので、ご注意ください!