島の祭り・人々|五島特派員取材|庄司好孝|2015.2.23
五島の仙人
今回ご紹介する五島の住人は「宮脇ちん」(作陶名)さん。本職は陶芸家ですが、現在は地域活動支援センター「ゆうなぎ」で心や身体に障害を持ってる方たちに、様々な形で指導やアドバイスを贈る仕事をしています。
今回取材にお邪魔させていただいた時は、2月14日から始まる「椿まつり」に合わせて、福江港の大波止ターミナルを「ゆうなぎ」の通所者さんたちと一緒に、椿の貼り絵で飾り立てている真っ最中でした。
椿の花や葉はなんと使用済みのコーヒーフィルターを再利用してました。
飾りつけの方法を説明しています。本職の陶芸の方は20代の初めから、関西の陶芸家の方に内弟子として指導を受けて、独立してからは五島に窯を作り、主に生活雑器を焼いて、福岡の画廊などで個展を開いたりしています。 雑器以外にももちろん創作陶器を焼いています。
実は私も宮脇ちんさんの作品を持っています。どうですか! ンーん。アバンギャルド!彼は何を隠そう(別に隠してもいませんがね)私の音楽仲間で、宮脇ちんさんがギター、私が三線で「九弦(きゅうづる)」というデュオを組んでライブなどを演っているんです。そのご縁でこんな素敵な作品をいただきました。私の宝物です。
写真はライブ風景で、申し訳ないですが後ろがチンさんです。彼が暮らしているのは福江港から堂崎教会方向へ向かって車で30分程走った山奥の4軒集落、嵯峨瀬。どこに出しても恥ずかしくない限界集落の鉄板です。