ながさき大漁旗! 長崎スタッフ取材|しましま|2015.8.17

夏の曇り空の日が狙い目

今回の釣りスポットは、西彼杵郡時津町をご紹介します。内海の大村湾に面した漁場なので、波も穏やか。しかも、大村湾は、夏が釣りシーズンなんですって! 長崎市街地から車で30分ぐらいなので、気軽に釣りも楽しめそうですよ。さっそく、地元でメジャーな釣りスポットへゴー!

町内の中でも、工業地帯の6工区・7工区・8工区と呼ばれるエリアが有名どころ。以前、このコーナーでも7工区はお邪魔したことがあるので、今回は6工区へまず、足を運んでみることに。すると、推定50~60代のオジさんが釣りをしていました。話を聞くと「ここより、8工区が、もっといっぱい釣り人がいるよ」との情報をいただきました。じゃ、なんでオジさんはここで?と図々しく聞いてみたところ、「逆に人が多いところは苦手で」とのこと。1人になりたいときってある、ある。海を見ながら、静かに釣る――これだけでも、心が穏やかになりそう。ごめんね、オジさん。お邪魔しちゃいました。

1人になりたいオジさんが、それでも親切に教えてくれた8工区は、写真の船のところ辺りです。雨模様だったので、後日、行ってみることに。









8工区は、時津町の先久留里といわれる、海側へ向かったところです。あ、1人、オジさんが帰ろうとしている。待ってくださ~い! この日は、午前9時頃で、すでに強烈な日差しが。釣り人も少なかったみたい。


あえなく、2人中1人、オジさん退却……。アジゴを狙っていたそうです。どうやら、ほどほどの釣果があった風。一方のオジさんに、ズケズケとお話を伺うことにしました。おー、もう魚群が見えている!

「今日はちょっと晴れすぎたからね。ここらへんは、曇りの日がよく釣れるんだよね」とのこと。ありゃ~、そしたら6工区に行った日に来ればよかったのかも。軽く、後悔。――気を取り直して、再びオジさんに話を聞きました。オジさんは、チヌ狙い。本当は、4、5月がチヌも丸々と太っているそうですが、夏場でもなかなか大きいのが釣れるみたい。ほか、メジナやボラなど、釣れる魚の種類も豊富。最近、よく8工区で釣るそうで、何が釣れるのかとか、釣り方とか、美味しい食べ方まで、ここで釣っている人に教えてもらったとか。「ボラの味噌煮が美味しいと聞いて、奥さんに作ってもらったら、本当に美味しかった! 大村湾のボラは、程よく脂がのっていて、臭みもなかったよ」だそう。う~ん、それは美味しそうだ!!
オジさんは、撒き餌をして釣る作戦で、すでに1匹、チヌを釣っていました。正直、なんか余裕あるなと思っていたら、釣っていたんですね……。写真ではよくわかりませんが、40cmぐらいはあるみたい。





私が、根掘り葉掘り釣り話を伺っていたら、魚が警戒して、まったく当たりが出なくなったので、心苦しくなり、退散しました。オジさん、ごめんね。またしてもオジさんに迷惑をかけちゃった、2人もね……。あ、前に見た砂の山だ。もちろん、砂山エリアは立ち入り禁止。ですが、この風景を目印に、夏の大村湾で大物ゲット!してみてくださいね。私、お邪魔しませんから、安心して❤釣ってください。

西彼杵郡時津町先久留里・8工区
長崎市街地から車で約30分

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