ご利益ヨロシク 長崎スタッフ取材ながさん|2015.2.24

人生の節目節目でご祈願を

ここは西彼杵郡時津町にある祐徳稲荷神社。元村地区の住宅地内にあります。目印はズバリ赤い鳥居。稲荷神社といえば、商売繁盛ですが、そのほかにもいろいろご利益があるようです。

赤い鳥居が、住宅地に突如現れるといった感じ。それにしても境内には鳥居がいっぱい。なんだか得した気分になるのは私だけ?















立派な本殿。稲荷神社のイメージカラーである朱色が、周囲の木々に映えてキレイ。案内看板によると、明治13年に佐賀県鹿島市にある祐徳稲荷神社の御分霊を移して祀ったそう。商売繁盛だけでなく、家内安全、無病息災、交通安全などご利益もオールマイティ。もちろん、おみくじやお守りも購入できます。

すえひろって……あのブライダルコスチューム スエヒロ!? なんでも、時津町のお隣にある長与町在住の宮田氏が、長崎市諏訪町に営業したスエヒロの商売繁盛を祈願するためにお祀りしたそう。もともとは別の場所にあったのが、平成2年にこちらへお引っ越し。今でも、年に1回、社長自ら参拝するそうです。ぜひその商運にあやかりたいものですね。









本殿にお邪魔しました。巨大提灯のオンパレード!! 長崎の企業が、我も我もと寄贈されていました。ザッと見ても、20個はある……。迫力満点で、見るだけで気分も上がります。



眼光鋭いお狐さまが印象的。悪いことをしたら、きっとバチが当たる……。





本殿周りを散歩することに。さっそく「狐塚」と書かれた石碑を見つけました。石碑の周りにはお狐さまがいっぱい。これは、もともと地域の家庭に祀られていたお狐さまなんだとか。ご家庭の事情があり、お狐さまを預かっているそう。稲荷神社にはやはり、お狐さまがよく似合います。強いて言うなら、本家に戻った!?


狐塚から先へ進むとすぐにこの階段が見えてきます。気になる。さっそく上ってみました。

















命婦社(みょうぶしゃ)と書かれた神社が。命婦社とは、稲荷大神のお使いである白狐の霊をお祀りしたもの。婦人の守護神ともいわれています。















桃太郎神社もあります。愛知県犬山市からの分神で、長与町道ノ尾にあったのを、こちらへ移しているそう。子どものたくましい成長と学業成就を祈願できます。





突然ですが、今年の2/1に、節分祭が行われました。といっても境内で豆まきというスタイルではなく、各家庭を巡回して、福を招き入れるといったもの。しかも、ただ巡るワケではなく、裃(かみしも)姿のお殿さまや猿田彦神の天狗姿、そして女装などの恰好で家々を巡ります。ちょっとイベントにお邪魔しました。

18時頃にスタート。まず、本殿で祝詞があげられ、裃姿の年男たちを中心にお祓いを受けます。お祓いは10分ほどで終了。この後、10人ぐらいが1組となって、3つに分かれ、元村地区の家々を回りました。



口上を述べながら、各家庭に入り、豆まき。除災招福や家内安全を祈ります。地区の壮年部が中心となって開催するようになって30年以上(!)の恒例行事。お知り合いに元村地区の方がいたら、来年、ぜひご参加を。福にあやかりたいものです!

祐徳稲荷神社
ご利益 商売繁盛、家内安全、無病息災など
アクセス 時津町役場から徒歩ですぐ

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