一度で目的地に着くことができず、いつも何度もUターンしてしまいます。
みなさんは迷わずに行けるように、しっかり紹介しますね。
ここは、絵本「いかつりぶね」(田内英理子作)の舞台にもなった、初瀬(はぜ)漁港です。
壱岐の最南端の漁港。
海豚鼻(いるかばな)の灯台はよく写真がありますが、場所は今まで知りませんでした。
この港の近くに初瀬の岩脈があります。
「→」印の看板があるので、民家の庭先を通って行くと、
地下深くのマグマが、地殻の裂け目や弱いところに下から侵入し、凝固したところが、地表に隆起してできたそうです。
高さ41メートルの断崖に露出しています。
白い流紋岩の真ん中に、黒い玄武岩が下から噴出していて、コントラストが、きれいでした!
これは、
先に噴出した流紋岩のすき間に、
後から玄武岩が侵入したことを現わしているそうです。
確か、地学で習ったような・・・?
壱岐の盈科(えいか)小学校には、
今でも岩石園がありますが、
壱岐の岩石を発掘して作ってたそうです。
「子どもたちが壱岐の岩石に興味をもってくれるように、夏休みに手弁当で作った」
と、義父から教えてもらいました。
この岩脈のある場所には、
ストーンペイントにちょうどいい丸い石が、たくさんあります。
漁港の奥にあるのが、鏡岳神社です。
ここの石段は、400段近くあって、上るのにかなり急な階段でした。
手摺もなく、お年寄りはもちろん、若い人にもかなりの難所。途中何度も休憩しながら、上りました。
さすが修験道の神社です。
迷いを断ち切るには、ひたすら上を目指し、上るしかない?!
大きな樹が生い茂って、
太陽の光もさえぎっていました。
マイナスイオンをいっぱい浴び、森林浴を楽しみながら、ゆっくりと歩くのもいいですね。
鏡岳山頂にある社殿には、
真新しいしめ縄の上に、
船の形のお札のようなものもありました。
やはり、船の守り神として、
深い信仰を今でも守り続けているのでしょう。
きれいな色に塗られた神
社の装飾は、
400段近くの石段を上って来たご褒美のように見えました。
壱岐の海と山を一度に楽しめるスポットですよ!
筋トレにもなるかも?
<初瀬地区アクセス>
・郷ノ浦港から郷ノ浦大橋を渡り右折。
・県道175号線を初山方面へ。
・最寄りのバス亭「初瀬」
より大きな地図で 初瀬 を表示