壱岐の北東部にある男岳(おんだけ168m)にある男嶽神社の御神体とされる大岩について、ご紹介します。
ここは、パワースポットとしてテレビにも紹介されたといいますが、なかなか地元の人も行く機会が少ないように思います。
私もこの取材で初めて行きましたが、道がわかりにくく、
取材後、日を改めて行ったときも結局、道に迷ってしましました。
昔はこの神社のある男岳自体を、御神体にしていたため、
島民は山麓からしか参拝できなかったそうです。
また、ここの神様は「高神様」といわれ、枯れ枝1本折っても怒られたという、とても厳しい神様ですが、怒りが厳しいだけに御利益があると全島から崇拝されていたそうです。
お隣の対馬の方も、のぼりを奉納されていました。
島外にも名前が知られているのでしょう。
今の御神体とされる大岩は、
方位磁石を近づけると、針がグルグル動くほどの磁気を帯びているそうです。
実際にやってみましたが、
方位磁石が悪いのか、場所が悪いのか、
動きませんでした・・・。
御神体を祭ってある祠の横には、巨木が御神体を守るように、覆いかぶさっていました。
また、その前にも後ろにも、
たくさんの石猿が奉納されています。
みざる・きかざる・いわざる
熊本県玉名市木の葉にもありますが、
ここの猿たちはとてもユニーク!
神社の祭神が猿田彦命(さるたひこのみこと)からか、石猿が奉納され、
今では石猿230体、石牛が30体余りほど奉納されているそうです。
石猿群の前には
立派な本殿がありました。
9月18日の例祭には
石猿や石牛もたくさんの人に身つめられて、恥ずかしがっていたかも?
大きな石の鳥居は、
それだけでも何か大きなパワーを感じますよね!
壱岐の鳥居は、ほとんどが石でできています。
鳥居の上の両端が船の先のように、反っているのが特徴です。
佐賀にもある肥前鳥居と同じだそうです。
下に行くほど太くなった柱は、
とても力強く感じられます。
ここから先は、神聖な場所ですよ!と、
人々に教えるために、威厳を持って佇んでいるようです。
古代の神様の荘厳なパワーを感じたいあなた!
是非、一度この場所に立ってみてください!
何かが起こるかも??
<アクセス>
・郷ノ浦港から国道382号線を勝本方面へ。
・亀石交差点を右折し、芦辺方面へ。
月読神社を過ぎ、当だ交差点を左折し、勝本方面へ。
・T字交差点を右折し、男嶽神社の看板の通りに行く。
・三猿の石象を右に行くと参道入り口駐車場。
・左に行くと、社殿近くの駐車場へ。