地元の「矢保佐神社」の総代になって、初めての年末年始を迎え、知らないことばかりの連続に、戸惑いながらも取材してきました。
今回の島のお祭は、新年を迎えるための「大祓い神事」をご紹介します。
毎年12月29日に行われているという「大祓い神事」ですが、今まで全く知りませんでした。
回覧板で見ていたような気はするのですが、何をするか全くわからず・・・。
きれいに飾られ準備された祭壇。
神主さんもきれいな萌黄色の装束で登場され、祝詞をあげ、うやうやしくお祓いをされました。
この一年を振り返り、氏神さまに感謝するとともに、新年を新しい気持ちで迎えられるよう、氏子を代表して、総代5名と相談役1名が参加していました。
氏子の皆さんがこの1年に頂いたお札や破魔矢など(中には大黒様もありましたが)お祓いをして、火入れの神事です。
有難いお札の処分をどうしていいかわからなかったのですが、このようにきちんとお祓いをして処分する祭事がきちんと行われていたのですね。
神事の後も総代は神社の周りの掃除と、新年を迎える準備をしていました。
12月31日の大晦日午後10時~「かがり火」を焚き、御神酒を振る舞う年越し行事もありました。
また、1月1日~3日の初詣参拝者を迎える行事や、1月14日の鏡開きも総代の仕事です。
地域の神社を守り、信仰する氏子を代表する総代の方が、今まで継承されてきた伝統的な年中行事ですね。
今まで一度も参加していなかったので、全てが初体験です。
同じような行事が他の地区でも行われているようです。
やはり、壱岐は神々の宿る島なのですね。