壱岐のお彼岸の習慣に、「美濃の谷参り」というのがあり、私も今年初めて、
夫の両親と一緒に行ってきました。
島民の人たちは壱州弁で「みのんたん参り」と言っています。
ご先祖の供養もありますが、春のお彼岸は「全ての命ある生き物、『生』を大切に」という意味があるそうです。
1円玉を何枚か持って、
お参りする前に、出店でお供え物とロウソクとお線香を買います。
こんな感じでセット売り。
丸いお菓子は「へそ菓子」と言います。
一円玉とへそ菓子をお供えし、お参りします。
お参りする道は少し坂道なので杖も置いてありましたが、椿が添えられていてとってもステキな心遣いだなあと思いました。
今日お参りしたのは5箇所ですが、壱岐の中には88箇所お堂があり、全部回る方もいるそうです。
ご先祖に感謝する気持ちと、今生きている事に感謝し大切にする素敵な壱岐の習慣です。
あいぐちかな