島の祭り!|対馬特派員取材|鍵本泰志|2015.8.18
子どもが主役の楽しいお祭り 地蔵盆
古くは室町時代にまでさかのぼる朝鮮通信使。豊臣秀吉による文禄・慶長の役の後は途絶えていましたが、江戸時代に国交が回復すると再開され、12回に渡り派遣されました。
李氏朝鮮と貿易や外交で関係が深かった対馬では、毎年、「厳原港まつり対馬アリラン祭」として朝鮮通信使行列の再現を行っていましたが、2012年の仏像盗難事件、韓国地裁の仏像返還拒否で、対馬市民の嫌韓感情が悪化。翌年には「アリラン祭」の名称を消し通信使行列も行われませんでした。
2014年には再開する予定でしたが、これも台風のために中止となり、今年3年ぶりに朝鮮通信使行列が厳原の街を練り歩きました。
対馬藩主の居城、金石城跡の櫓門(やぐらもん)を出発した一行は、厳原港までの1.6kmの道のりを歩きましたが、この日の気温は30度を超える猛暑日。行列に参加した皆さんは大変だったことでしょう。