島の祭り!|対馬特派員取材|鍵本|2012.4.12

宝満宮 春の大祭


 ポカポカ陽気の日曜日。厳原町西里にある宝満神社(与良祖神社)では、春の大祭が行われました。

 こちらのお祭りでは、レクリエーションが充実しており、その数なんと10種類。大人から子供まで楽しめる内容に、地域の人々は楽しい一日を過ごしました。



 こちらの宝満宮は、厳原町の南西にある宝満山(172m)にあり、険しい山道を200mほど登った中腹に拝殿、さらにその背後を登っていくと奥の院と呼ばれる岩を祭った石の壇がありました。

 奥の院では、お参りの方にお話を伺い、面白いお話を聞かせていただきました。昔、毎年こちらの奥の院に参り写真を撮っていた方がいて、10年目に撮った写真に複数の神様が写っていたというもので、撮影された本人はその後、神職の資格を得て宮司となったそうです。

 神様が写った写真をご覧になりましたか?と尋ねると美しい姿の女性が子供を抱いており、お付の神様も一緒に写っていたと言われました。ちなみにその神様は豊玉姫命(とよたまひめのみこと)だそうです。



 奥の院から拝殿がある宝満山の中腹に戻ると、奉納相撲が行われていました。子供たちは相撲に勝てば賞金がもらえるので、一生懸命取り組んで周りの大人たちを沸かせていました。




 昼食が終わった後は、レクリエーション大会。ビン釣り競争に始まりボール運び、あめ喰い競争、風せん割り、ビールやサイダーの早飲み競争など、大人も子供も大いに盛り上がりました。10種目で各3回づつの競技なので全部で30競技。複数の競技に参加された方々は、それぞれ両手一杯の景品を手にすることが出来ました。

ボール運び競争には、私も飛び入り参加。結果は・・・ 最後から一番。けっこう難しかったです。(泣)










 40年ほど前までは、漁の最盛期で景気も良く、人口も多かったので毎年、春と秋の2回にお祭りがあっていたとのこと。その当時は、盆踊りの櫓を組み、今より大掛かりだったらしく、余興見物の場所取りも前日から行われていたそうです。

昔から続く地元のお祭り、人口が減っている対馬で、今後も途切れることなく続けてもらいたいと感じました。

取材協力:宝満宮(与良祖神社)役員ご一同様

名称:宝満宮大祭(与良祖神社)
場所:長崎県対馬市厳原町西里
日時:毎年旧暦の3月16日前後の日曜日 今年は4月8日


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