愛しの島グルメ|長崎スタッフ取材|しましま|2015.11.2
新米を守るかかしに思いをはせて
すっかり秋らしい日々が続きますが、みなさま、いかがお過ごしですか? 秋のグルメと聞くと、ほっかほかの新米が食べたくなりませんか。全国各地、いろんなブランド米がありますが、長崎のお米も負けていない! 今回は、新米を守る、あのヒーロー&ヒロイン(?)とともに、今年のお米情報もちょっぴりご紹介。
突然ですが、ここはどこでしょう。長崎の米どころといえば、島原半島の千々石地区や東彼杵郡波佐見の鬼木地区などを思い浮かべる方も多いかと思います。棚田もキレイですよね~。しかし、こちらはどちらでもありません。結構、意外なところかも。
じゃじゃ~ん。西彼杵郡時津町の小島田地区です。数年前から、かかし隊が出動しているとのことで、お米&かかしのコラボを見たかったんです。直売所近くにさっそく「かかし隊」の看板を見つけました。
短い距離ではありますが、かかしには一言コメントが掲げてあるので、歩きながら読みながら、思わず笑ってしまいました。とにかく、お米を食べてしまうカラスへの苦言がハンパない。確かに、一生懸命作ったお米は、オラたちのもんだと言い張りたいですよね。
勝手に、私が選んだコメント大賞の発表~! なぐり書きされた、この一行に情熱を感じました。
こちらも、勝手に選んだかかし大賞。どこからどう見ても、野良仕事にいそしむオジさんにしか見えない。リアルなオジさんかかしに、カラスだけでなく、見た人もその完成度にビックリ!?
高台から、小島田地区の全景が見られました。手前から、だいたい稲・墓・稲・家。かかしのおかげか、カラスは上空を飛び回ることはあっても、一羽たりとも田んぼに近づけず。ブラボー、かかし隊!! 島原半島の方に聞きましたが、今年は、台風などの天候不順で、稲刈りの時期も例年より1週間ぐらい遅いそうです。
かかし隊が守るお米を食べたかったですが、どこで販売しているのかがわからなかったので、長崎県産のひのひかりに、長崎ならではのご飯の友を添えてみました。長崎のスーパーに必ずといっていいほど置いてある「もろみ納豆」です。写真のは、南島原市で作られたもので、大麦・裸麦・大豆に、水あめや醤油、生姜をプラスした甘じょっぱい味。これならご飯、何杯でもいけると思わせてくれる、期待を裏切らない美味しさです。ひのひかりは、程よい粘りと甘みのバランスがいい。最近は、人気急上昇中の長崎ブランド米・にこまると互角の戦いを市場で繰り広げているらしいですが、米好きな私は、どちらも大好き♡ 白黒つけられません!