２月３日は節分でした。皆様のお宅でも豆をまいて鬼払い（厄払い）が行われたことと思います。対馬では１月２９日の日曜日に対馬藩主、宗家菩提寺の万松院で開運厄除の星祭護摩大祈祷会が行われ大勢の参拝客で賑わいました。


　取材で伺ったのですが、せっかくなので私も本堂入口で申込用紙に家族全員の名前と数え年、諸願成就や家内安全などの願い事を記入し、祈祷・御札料３，０００円を支払い本堂内へ入りました。


　閉め切って真っ暗な本堂内では、僧侶達による読経にあわせ参拝客の願いが込められた護摩木がひとつひとつ燃やされていきます。立ち上る炎と煙で護摩壇の周りの僧侶達の顔が赤く火照り、お経を上げるのも苦しそうでした。




　続いて僧侶が分厚いお経で参拝客ひとりひとりを「無病息災！延命長寿！悪霊退散！」とお払いして廻りました。すごい迫力でご利益がありそうでしたが、私は護摩木を燃やす煙で喉が痛くなってお払いを受ける前に外に出てしまいました。（残念）



　祈祷、お払いの後は天台宗の僧侶達により福豆がまかれ、古い御札や注連縄のお炊き上げで幕を閉じました。境内では、訪れた方々に無料で温かいぜんざいが振舞われ、皆さん嬉しそうに戴いていましたよ。後日、大札を１枚、立春大吉札を１枚、肌身札を家族全員に一枚ずつ郵送するとのことで、３，０００円の価値は充分あった護摩祈祷会でした。

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