まだまだ、つめたい風が吹いていますが、裏山のウグイスの鳴き方がずいぶん上手になってきています。
今、壱岐の島は日一日と、春の気配を感じられるようになってきています。
さて、今回のタイトルの意味が分かりますか?
これは、東京・築地市場での、マグロの獲れる産地を現わしています。
北の大間(青森県)、西の壱岐(長崎県)とも言われています。
実は、壱岐で獲れた50キロ以上のマグロは、
全て築地に運ばれているそうで、関東方面では、春のマグロは壱岐産(勝本)が主流だとか。
東京の親戚から「壱岐のマグロを食べたよ」と聞いて、壱岐でマグロは獲れているのかなあと思ったくらいです。
これは、35キロほどのマグロの尾ひれです。
勝本漁港近くの七里ヶ曽根という漁場に多くいるそうです。
また、勝本の漁師さんは大型釣り竿での「一本釣り」にこだわっているそうです
丸々と太ったマグロですね。これで、35キロほどあるそうです。
さしみにすると、だいたい100人分位あるそうですよ。
壱岐ではマグロという表示はほとんど見られません。
壱岐では10キロ前後のマグロは「ヨコワ」と
言われ、地元でも消費されています。
これをどうさばくか、とても興味津々でマグロの解体を見守っていると、
先ずは大きな頭を解体。
続いて、背の包丁をいれます。
次は、腹側に包丁を入れ、2枚おろし。
続いて、4分の1の背側を持ち上げると、あちこちから歓声が!
ここまで、わずか9分の神業。
アジの三枚おろしにも時間がかかる私にとっては、
マジックショーを見ているような気分でした!
これからいよいよお楽しみの試食です。
マグロの内臓は事前にきれいに取り出してあったので、
どうしてあるのかな?と思っていたら、
湯引きされた内臓がたっぷりのネギと一緒に出てきました。
初体験の味でしたが、コリコリとして、ブリワタとも違うおいしさがあります。
また、マグロ肝と壱岐産さしみしょうゆ(布谷醤油)を
合わせた、マグロ肝しょうゆもありました。
また、今が旬のスルメいかと内臓の湯引きもありました。
写真ではわかりずらいのですが、刺身には一本一本切れ目が入れてあり、大変やわらかく、スルメいかとは思えない味でした。
イカ獲り、イカさばき歴30年。イカの塩辛はテレビの取材も受けたという「イカ名人」のレクチャーを受けながら、大変美味しく食べ、マグロの刺身の前にお腹がかなりいっぱいになりかけていました。
ちょうどそのタイミングで、マグロの刺身が登場!!
見事なトロと赤みですね~。
さしみのつまの大根の千切りも、とても新鮮で甘みがありGood。
遠慮せずにお代わりもしました。
この他に、壱岐産の「にこまる」のご飯とカジメのみそ汁もありました。
壱岐でこんなに美味しい「マグロ刺身定食」が食べられたら、
どんなにいいでしょうね~。
壱岐最大のマグロ漁港の勝本漁港。
ここから200キロを超える大物も揚がっていて、
若い後継者も育っていそうです。
壱岐の宝物をどう生かしていくか、これからが楽しみです。