ながさき大漁旗! 対馬特派員|鍵本|2012.5.16
目指せ尺ギス!シロギス釣り
白身で淡白な味とスマートな魚体から海の貴婦人とも呼ばれるシロギス。ここ、対馬は昭和40年代に30cmを越える尺ギスが釣れる島として、毎年、全日本サーフ連盟の日本記録が出ていたほどの場所です。有名になればその分、釣師が大勢入り込み、釣り場が荒れてしまい魚影が薄くなりますが、対馬も最近では、30cm越えのキスを見ることは少なくなりました。そこで、今回のながさき大漁旗は、昔は多くいたと言われる尺ギスを狙って投げ釣りに挑戦してみました。
息子と二人、向かったのは豊玉町の仁位浜。まず最初は投げ釣りビギナーの息子のために遠くまで仕掛けを投げて竿を渡しました。
しばらくして息子が「反応が無いね」と言うので、交代してゆっくりリールを巻くと、コツコツと魚の反応が。「魚がきてるよ」と再度、息子にバトンタッチ。
そしてついにヒット!息子がゆっくりリールを巻き上げると大きなシロギスが掛かっていました。目測で25cm程度のシロギスで30cmには程遠いサイズですが、息子は得意満面。
その後も順調に2匹釣れ、合計3匹の釣果でしたが、残念ながら30cm越えの尺ギスは釣れませんでした。
しかし、この3匹を釣るために色々な場所を釣り歩き、やっとゲットできたシロギス。嬉しさもひとしおです。このサイズになるまで7年から8年ほどかかるそうなので、尺ギスともなると10年以上生きているはず。それだけ経験豊富で危険予知も敏感な尺ギスは、そう簡単には釣らせてくれませんよね。
ビギナーでも簡単に釣れるシロギス。しかし大きいサイズを釣るとなると仕掛けやエサ、潮の流れ、時間帯など奥が深いシロギス釣り。30cm越えが釣れる日は、まだ遠い?