ながさき大漁旗! 長崎編特別寄稿|奥野賢志|2015.6.12
大型グレ狙い!のはずが…
2015年2月15日、私は再び三ツ瀬に釣行した。今回は、後輩の藤本君と2人での釣行だった。この日は、日曜日ということもあって多くの釣り人がいたが、私たちは、キリ瀬へと上礁することができた。
上礁した三ツ瀬のキリ瀬
早速、前回と同様の仕掛けを用意して釣り始めるが、ツケエをまったく触ることなく、冷たくなって原型のまま戻ってくる。沖の沈みまでの遠近やタナを3ヒロから竿2本以上と変えながら探っても午前中は当たりを捉えることはできなかった。
午後、上げ潮が、高島方向へと流れだしたので、仕掛けを投入するが、午前中と変わらず、ツケエが盗られない。ここで、グレを諦めて、仕掛けを匠グレのG2を使った全誘導仕掛けに変更し、イサキを狙ってみることにした。「匠グレ」は、パイプの入口径がφ3.0mmで出口径がφ2.1mmとなっているため糸通しが良く、軽い仕掛けを深いタナまで入れ込んでいくのに適しているウキである。
マキエを流れのなかで帯状になるようにバラけるように撒いてから、仕掛けを投入し、潮の流れに合わせて仕掛けを送りこんでいくと竿3本ほど入ったところで、パラパラと出ていた道糸が一気に走り出した。合わせを入れ取り込んだのは、狙いどおり40cmオーバーのイサキだった。その後に同サイズを1匹追加したところで藤本君にアドバイスをして釣り座を譲ると、同型のイサキを仕留めていた。
〈筆者が仕留めたイサキ〉 〈藤本君が仕留めたイサキ〉