愛しの島グルメ|対馬特派員取材|鍵本|2012.4.2
春爛漫! 春の恵みのふれあい市場
朝晩はまだ肌寒さが残っていますが、地元の生産者市場を覗いてみると確実に春の息吹が感じられる商品がたくさん並んでいます。今回の愛しの島グルメは、スーパーサイキに併設されている人気の直売所から春を感じる食材をご紹介します。
まずは、山の幸から黄色い花を咲かせる菜の花(アブラナ)。おひたしや、からし和え、おからに混ぜたり、味噌汁の具にしたりと多様な料理に使われますね。また道端にあるつくしも販売されていました。こちらは玉子とじやキンピラで食べることが多いです。
海の幸では、オガミゼという貝が売られていました。私が子供の頃はカメノテと言って磯の岩の間に郡生していて採り放題でした。味噌汁に入れると良い出汁が出て磯の香りとともに楽しめます。次は海草のあおさ。こちらも子供の頃は磯にへばりついていたのを剥がして採っていましたが、近年は島内各所で養殖されています。こちらも味噌汁に入れると美味しい味と香りが楽しめます。
あおさの養殖(厳原町浅藻地区)
昔から日本有数のイカの産地でもある対馬ならではの珍味が「いかのこ」。これはスルメイカの白子で、もっちりとした食感があり茹でてポン酢や酢味噌、煮付けで食べられ、お酒のおつまみにも合います。美味しいですよ。
ここに紹介した食材は、私が子供の頃は自分達で採って食べていたものばかり。懐かしくて思わず衝動買いしたくなりました。
名称:ふれあい市場生産者直売所(スーパーサイキに併設)
場所:長崎県対馬市美津島町雞知(けち)乙505-1
アクセス:厳原町から車で13分。バスで20分。
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