愛しの島グルメ|対馬特派員取材|鍵本拓弥|2016.2.16
懐かしの味「ピーターパンの対州飴」
今回は対馬に昔からあるパン屋さん「ピーターパン」をご紹介します!
吉村鶏鳴堂ことピーターパンは三代続いてきた100年以上の歴史のあるお店で初代の店主さんが佐賀から渡ってきて始めた飴やお饅頭を作って販売するお店から時代の流れと共に作る商品の種類が増え、今では和菓子からパンや洋菓子まで幅広く販売しています。
主に美津島町鶏知地区の人達から親しまれてきたピーターパンですが厳原のスーパーマーケットなどにもずっと昔から商品を卸しているため、厳原在住の私や父も子供の頃からピーターパンのボーロ菓子や菓子パン、飴などを食べてきました。
元々美津島町という町は明治時代の頃竹敷地区には海軍の軍港が、鶏知地区には陸軍の警備隊司令部があったので軍人さん達を相手にする商店や飲食店などで賑わっていた街でした。現在は一部閉店してしまったものの最近まで鶏知地区だけでピーターパンを含め四軒も製菓店がありました。
今回はそんな軍人さん達も食べていた対馬名物、「対州飴」を購入してきました!対州飴は昔ながらの製法で今も作り続けられている晒し飴で、キャラメルのような柔らかさと素朴で優しい甘みを持つ飴です。一粒が昨今のキャンディよりも遥かに大きい為、お茶請け等にも出来そう!時代が移り変わっても変わらない対州飴、これからも対馬の事を見守っていって欲しいと思うのでした。
対馬特派員 鍵本 拓弥
長崎県対馬市美津島町鷄知甲541
ピーターパンTEL 0920-54-2960