島の細道 五島特派員取材|庄司好孝|2015.9.17
奈留島に来たー!
今回は五島市として一番上に位置する奈留島にやってきました。福江から奈留島へ行くには五島旅客船と九州商船、そして野母商船の3つの船会社が運行するフェリーがありますが、一番便数が多いのは五島旅客船のフェリーオーシャンとニューたいようで、両船合計で一日5往復しています。料金は片道790円。
こちらがフェリーオーシャンです。
船室はまるでホテルのロビーみたいです。
45分の航海で奈留島へ到着。実に40年ぶりの奈留島になります。ワクワク。
レンタバイク(3時間で1500円)を借りて島内を適当にぶらぶらしてみます。海岸線を通る道沿いは、ずーっと船着場になっているのが新鮮でした。どこにでも係留できるのかなー。
写真を撮っていると不思議なものを発見! 幅が20cm長さが10mほどのこれ!防波堤のミニチュアなのか? すごく気になりました。誰かに尋ねたくてもあいにく回りに人影がなかったので後ろ髪引かれながら断念。
それにしてもなんなんだろー。
こちらはメインストリート。
そして五島市の奈留支所です。なんか雰囲気がありますね。アメリカの建物みたいです。
最終フェリーの出港時間まで30分ほどあったので(イチかバチかで)どうしても行きたかった舅ケ島の千畳敷へ行くことにしました。
これが後で悲劇を呼び込みます。それはさておき峠を越えて目に飛び込んできた舅ケ島の景色は、福江島できれいな海を見慣れている僕でも思わずウワァオー!と声が出てしまったほどの絶景でした。福江島の浜はほとんどが白砂なんですけど、こちらは丸石の浜なので海の透明度が違うんです。
波が寄せてから引くときにチリチリチリと小さく可愛らしい音を鳴らしてくれます。あー(イチかバチかでも)来て良かったよー。右手には有名な千畳敷が見えます。
沖をフェリーオーシャンが走っているので、今から帰ればギリで間に合うはずです。ところが、帰り道を間違えてしまい峠から奈留港を出港するフェリーオーシャンを見送る羽目になってしまいました。
途中で道を尋ねた方が、親切に海上タクシー乗り場に案内してくれて、おまけに奈留島へ毎日工事に来ている建設会社の人たちの便に相乗りする交渉までしてくれたおかげで、無事にしかも安く福江に帰って来ることができました。こちらが海上タクシーです。
奈留はいい人たちがいっぱいでした。僕もちょっとした旅行気分を味わえて大満足。福江島の人たちも、お手軽旅行気分を味わえる奈留島ミニトリップを楽しんでみてはどうですか。でも皆さんは、時間に余裕を持って行動してくださいね。
五島特派員 庄司好孝