ご利益ヨロシク|長崎スタッフ取材|ながさん|2016.3.18
殿との素敵なエピソードに感動しきり
今回のご利益スポットは、大村市にある昊天宮(こうてんぐう)にやってきました。事業をおこす旗上げや厄除けなどにご利益があるそうですが、昊天の名前にも、とっておきのエピソードが……!! 見どころいっぱいの神社です。
頑強そうな鳥居がお出迎え。昊天宮は、今から2000年程前(!)の弥生時代に郡川流域の平野に文化を築いた当時の豪族が、一門の氏神として祖神をお祀りしたのが始まりだとか。すごいなぁ。御祭神はイザナギノミコト、イザナミノミコトなどなど。
広い境内には木立あり、ベンチあり、土俵あり。ちょっと休憩したい、なんて方にもぴったりな癒しスペースです。
まずは左手にある祖霊社へ。地域社会に貢献した第14代の池田剛之宮司の像もあります。
立派な拝殿。私が訪れたとき、偶然にもアラサー(推定)男子が1人でお祓いを受けていました。彼に何があったのか。まったくの他人ながら、すごく気になりました。
ここに来たのは3月。もう今年の受験も終わり、卒業式も終了。絵馬を書いた受験生たちは、自分のベストが出せたのかしら。なんとなく、お母さんチックな気分になりました。できることなら、がんばっているみんなの夢、叶えたいですよね。
この大石に触れると、元気な美男子が産まれるとか。生む前に、相手もいないオバサンな私ですが、美男子には会いたい。世の女性たちのため、お賽銭を入れ、一応触っておきました。
赤い鳥居=稲荷神社もあります。商売繁盛も祈願できます。
なんだか可愛らしい雰囲気の昊天稲荷神社。お狐さまもいらっしゃいました。
海を支配する神・和多都美神や北斗七星の神格化とされる妙見様まで。いろんなご利益が1ヵ所で叶いそうです。それぞれに名前が掲げられているので、気になるアレコレをご祈願あれ!
昊天稲荷神社エリアに、ひっそりとあった古御殿。1474(文明6)年、大村純伊は有馬氏と萱瀬で数度戦ったものの勝利がなかったので、昊天さまに武運を祈願したところ、見事勝利をおさめたとか。それから幸せを授けてくれたということで「昊天」を「幸天」と改名したときもあるそう。その証拠がこれ。「幸天」と刻まれているんです! 今でもみんなの幸せを願う、素敵な神社。ぜひ足を運んでみてくださいね。
昊天宮
ご利益 旗上げ、子宝(桃の大石)、商売繁盛(昊天稲荷神社)など
長崎市街地から大村市宮小路・昊天宮まで車で約1時間