島の細道 対馬特派員取材|鍵本拓弥|2015.5.7
無人販売所巡り 厳原町内山地区
厳原市内の西南に、矢立山をはじめとする500~600m級の山々に囲まれた内山地区があります。そしてここは、新鮮な農作物が安く購入できる無人販売所が数多くある場所として地元では知られています。さっそく販売所を覗いてみると、タケノコやフキ、アスパラ、葉物野菜に新玉ねぎなど旬の野菜が置かれていました。
それぞれ日によって商品が違うので、このような販売所を巡るのは楽しいですよ。
買い方は簡単。ほとんどの商品は100円なので、お金を料金箱に入れて商品を持ち帰るだけ。自動販売機と変わりませんね。よく島外から来られた方に「お金を払わずに商品を盗られたりしないんですか?」という質問を受けます。現在まで20年以上このやり方で続いていることから、多少はそのような損害があるものの、圧倒的に心ある買い物を楽しんでいる方が多いようです。私も販売所では珍しいとうがらしを見つけましたので、さっそく購入してみました。美味しいペペロンチーノが出来るかな?
今回訪れたのは4月30日。内山地区の田んぼには水が張られ、田植えが始まっていました。内山地区のみなさん、美味しいお米、楽しみにしてます。
対馬特派員 鍵本拓弥
場 所 長崎県対馬市厳原町内山 グーグルマップ
アクセス 県道24号を南下、その後県道192号をさらに南下。厳原市内から10.6km、車で約20分。
内山地区は山を越えていくため天候によっては、山間部で霧が発生します。昼間でもライトを点け、慎重に運転してください。(取材当日4月30日の山間部の状況)