愛しの島グルメ|対馬特派員取材|鍵本|2012.4.30

地産地消で美味しい笑顔 山田松月堂




 対馬の南端にある豆酘(つつ)地区では、温暖な気候と傾斜地を利用し、みかん栽培が行われています。地元で豆酘みかんといえば、適度な酸味と味の良さで人気の商品。その殆どは島内で消費されています。今回の愛しの島グルメは、そんな豆酘みかんをジャムで販売しているというウワサを聞きつけ、美津島町にある山田松月堂さんへおじゃましました。



 豆酘みかんのジャムを目当てに伺ったのですが、店内では地元の食材を使った美味しそうなお菓子がいっぱい。まずは対馬の藻塩(もしお:海水の濃度を濃くしていく段階で海藻を漬け込みそのエキスをたっぷり含んだ茶色い塩)を使った「しおチョコ」1個110円。



 「豆酘みかんと赤米のフィナンシェ」1袋210円と、「こおこ芋スイートポテト」1個90円。赤米とは古代米のひとつで、神事に使うため豆酘地区で古くから栽培されている珍しい食材。こおこ芋とは、対馬の方言でさつまいものことで、「孝行芋」が訛ったものです。

 どれをとっても美味しそうなお菓子ばかりで悩みましたが、豆酘みかんのジャム(1瓶340円)とブルーベリーのジャム(1瓶430円)を購入。そして山田松月堂さんから試食として「豆酘みかんと赤米のフィナンセ」を頂きました。その後、パン屋さんでフワフワの食パンを買って郊外のお気に入りの場所で、アウトドアランチを楽しみました。



 さっそくパンにたっぷりみかんジャムを塗って食べてみると、ジューシーでしっかりフルーツの味を感じました。これはオススメ!美味しいです。

 次はブルーベリージャムですが、こちらは美津島町の島山地区で農業振興公社が栽培しているブルーベリーを使っているそうです。こちらもパンにたっぷり塗ってパクリ。丸のままのブルーベリーがゴロゴロ入っていて、控えめな甘さでみかん同様ジューシーで美味しいです。

 豆酘みかんのジャムは収穫時期からわずかの間しか製造してないらしいので、在庫がある今が購入のチャンスです。



 最後は1袋5個入りの「豆酘みかんと赤米のフィナンシェ」。豆酘みかんのジャムが良いアクセントになって、上品な味でした。

 道の駅や生産者市場など地産地消が人気の昨今、次々と開発されていく新商品で、美味しい笑顔があふれる日も近いですね。

販売店:山田松月堂
住所:長崎県対馬市美津島町鶏知甲494
電話:0920-54-2038
宅配便にて全国発送承ります。

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