福江島の南西端、玉之浦町大宝にある大宝寺。
大宝元年(701年)創建。大同元年(806年)、空海が遣唐使として大陸に渡った帰りに、大宝寺に滞在し、真言宗を開きました。
空海が来たことにより、大宝寺もそれまでの三論宗から真言宗に改宗しました。
西の高野山とも呼ばれていて、五島八十八ヶ所霊場巡拝の八十八番目の地でもあります。
五島では最も古い歴史を持つお寺なのです。
中に入ると、まず目に入ったのが「奇縁氷人の石」氷人とは、とりもち役のこと。
観音様のご縁によって必ず願いが叶えられる「縁結びの石」だそうです。
所々にお地蔵様があり、道を歩いているだけで、神聖な空気に包まれて心が穏やかになります。
小高い丘の上には、「へそ神様」と呼ばれる石塔があります。
かつては子どもが生まれると、健康を願って、へその緒を紙に包み、石塔の下にある穴に納めにきていたそうですが、今では、その穴は塞がれていました。
お寺の中に神社も併設されていて、運だめしで、おみくじをやってみました。
パワスポのご利益なのか、出ました「大吉」なんともいい気分で大宝寺を後にすることができました。
パワーをもらえるだけでなく、気を落ち着かせてくれる大宝寺。みなさんも是非、足を運んでみてください。
所在地
〒853-0413長崎県五島市玉之浦町大宝633番地
アクセス
福江港・福江空港から車で約40分
駐車場 あり(無料)
拝観無料