五島・小さな村物語

2016年が始まりました。

皆様、明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

年末年始は皆さん、なにかとお忙しくて取材のアポイントをいただくのが難しかったので、

困ったときネタの「小さな村」ネタです。

僕が(突然)村造りに目覚めてから、今年で4年目に突入します。

そこで、最初からの村造りストーリーをご披露させていただきます。

鬼岳の中腹にある家内の実家は10年以上無人で、かなりの荒れ方でしたが、

ご近所さんがいない一軒家なのと、備え付けの暖炉に一目ぼれして、こつこつと片付けたり、ごみをせっせと焼却場に運んだりして、

なんとか住める状態にしてから引っ越してきたのが、およそ5年前でした。

住居の他に、畑が約5反と農機具倉庫。そして、五島の名産品「カンコロ餅」の原料になる、スライスした芋を蒸かして干すための「カンコロ棚」。

これです。  ほとんど崩壊してました。

まずは、この「カンコロ棚」を取り除くことから村造りは始まりました。

撤去して整地した状態です。  農機具倉庫が現れました。

最初は、練習を兼ねて右の倉庫を作業小屋に改装しましたが、

ちょっとだけコツがわかってきたので、家内のリクエストの雑貨屋兼ファッションの店を

造っていきます。

もちろん、その前には倉庫の中に入っていた大量のガラクタ(再利用はとてもとても・・・)

の片付けからでした。

まずは、ボロボロになっていた壁などの補強から。

徐々にスッキリしてきました。 天井や梁、柱などはグリーンでペインティング。

レジカウンターや更衣室なんかも作ってみました。

今回のリポートは、とりあえずここまで。(あまり急ぐとネタがなくなります)。

続きは、またの機会にご報告させていただきます。

この村造りリポートが、都会で暮らしていて、第二の人生を島で(できれば五島で)過ごしたいと、

考えられている方々の参考になれば嬉しく、またやりがいのあることになります。

時々は、島暮らしのハウツー(メリット・デメリットなども)も具体的にご報告させていただきます。

五島特派員   庄司好孝

五島の教会ジオラマです

いよいよ来年には登録が成るんでしょうか。「長崎の教会とキリスト教関連の歴史文化遺産群」の世界遺産。

実は私・庄司もほんの少しだけではありますが、登録に向けての運動に関わらせていただきました。

長崎県の世界遺産登録へ向けた活動を行っている推進事務局からお話をいただいて、

ウェブサイト「おらしょ物語」http://oratio.jp/monogatari の挿画を担当したんです。

こんな感じで描いています。 お時間があったら覘いてください。

 

 

このときに見た様々な資料に影響を受けて、五島から世界遺産候補に挙がっている五輪教会と江上教会のジオラマを製作しました。

五輪教会の製作過程です。

まず発泡スチロールなどでベースを作ります。

次に土台の下地に暗い色を置いていきます。

浮き桟橋や、漁船なども情景としてかかせません。

完成した全景です。

空き時間にコツコツやってほぼ2ヶ月かかりました。

 

次は江上教会です。入り口も作ったんですが、完成したらあんまり見えなくなってしまいました。

高床式になっているので苦労した箇所です。

周りの水路です。

植栽もなんとなく南国風。

正面は写真などでおなじみではないでしょうか。

あいにく写真を写していないんですが、完成作品では背景の森もしっかり作っています。

現在は、五島市図書館の玄関ロビーで展示されています。

五島特派員  庄司好孝

兵庫県から移住。ありがとう!

才津香澄さんは五島市崎山町出身のお父さんと、神戸出身のお母さんとの間に生まれた(本人曰く)ハーフです。

東京で幼少期を過ごして、小中高を兵庫県の明石市で学びました。高校を卒業してからは大阪の専門学校で、鍼灸とあん摩マッサージを3年間学んでから国家資格を取得しました。

その後は、スポーツ針灸や不妊治療などの内科的治療・エステやリラクゼーションなど幅広く勉強を続けながら、鍼灸整骨院の副院長として3年勤務を続けましたが、自分の鍼灸院を持ちたいという夢を叶えるために離職。

気分転換とリフレッシュを兼ねて、お父さんの生まれ故郷・五島へ遊びに来たことが開業のきっかけになりました。

2013年の11月に念願叶って、五島市下大津町に「香澄はりきゅうマッサージ院」を開業。

 

 

2014年からは毎年五島で合宿を行っている、実業団陸上部の合宿地トレーナーとしても活動し、2015年には『長崎県ビジネスプランコンテスト』で最優秀賞も受賞しました。

壁には様々な賞状が飾られています。

治療院には、酸素カプセルや

よもぎ蒸しなどの、五島では珍しい設備を導入しています。

ちょっとお茶目なよもぎ蒸しのポーズ。

治療以外にも足つぼマッサージやアロママッサージ・フェイシャルエステなど多数のメニューがあります。

こちらのアロマオイルは販売もしています。

観光客の人たちも旅の疲れを癒しに来るので「島とく通貨」も利用できます。

香澄院長のおすすめメニューです。

①カメリアオイル(椿油)マッサージ 60分で6000円~

②よもぎ蒸し 60分2000円

③よもぎ蒸し&リンパマッサージ 計2時間5000円

④足つぼマッサージ 30分3000円

⑤眼精疲労コース 20分1500円 (④と⑤はセット割引で4000円)

⑥酸素カプセル 50分3000円

第二のふるさと、五島でがんばってくださいね。

香澄はりきゅうマッサージ院は五島市下大津町762-1  電話 080-1478-9037

不定休で、予約制になっています。

五島特派員 庄司好孝

岐宿の子守唄。知ってます?

今はどうなのか知りませんが、以前、福江港の大波止ターミナルでフェリーやジェットフォイルの入港・出港ごとに流れていた「岐宿の子守唄」のメロディー。曲の名前はわからなくても旋律を聴けば、あぁ、あの歌ねーと耳に残っている方も多いと思います。

 (松山勇さんの直筆です。)

この曲は、五島を代表する郷土史家の故・松山勇さん(平成19年没・享年79歳)が、岐宿で歌い継がれていた子守唄を採譜、補作したものです。

松山さんは岐宿町役場に勤務している時から、五島、特に岐宿の伝統や伝説、言葉などに強い興味を持ち各地区の古老たちを訪ねては、廃れかかっていた風習や文化、芸能などを採集していました。松山さんは岐宿町の教育委員長から岐宿町助役を勤め上げられて現役引退された後も、精力的にライフワークの五島文化遺産収集を行っていました。

特に、岐宿の子守唄を教えてもらうときは公民館に集まってもらい、酒を汲み交わしながらめいめいに歌ってもらったそうです。一人が歌って歌詞に詰まると誰かが引き継ぎ、また他の誰かがうろ覚えを歌いだすという作業の繰り返しをやって、どうしてもわからない箇所のみ松山さんが補作して、やっと完成した歌を松山さん自身がレコーディングしました。

これは松山さんが生前出版された本です。いずれも今は貴重な五島文化遺産です。

右の「五島の伝説・昔ばなし」の挿画は、松山さんの三男、松山巌さんが描きました。

松山巌さんは歯科技工士をやりながら、油絵や水彩画を描かれています。特に水彩画は公民館口座を受け持って後進の指導に当たっています。

今回の、松山勇さんに関する話や資料は、松山巌さんにご協力いただきました。

五島特派員 庄司好孝

五島は(意外にも)スポーツアイランド

皆さん、知ってましたか? 五島はランニングの島なんですよ。大きい大会だけでも「トライアスロンのバラモンキング」、年明けに行われる五島市民駅伝、長崎県内唯一のフルマラソン大会「つばきマラソン」、鬼岳マラソン、夕焼けマラソン、さらに三井楽町北部の岬周辺が国の名勝に指定された記念のフルマラソンも加わってスゴイことになってます。

 

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