万葉の小道

すっかり秋ですね。のんびり歩きながら、空の色や、雲の形や、ひんやりした空気から、秋を感じる瞬間はなんとも楽しいものです。今日はそんな秋にふさわしい散歩道のご紹介です。福江島の三井楽町はその昔、遣唐使が唐へ向かう際の最後の寄港地でした。そこで風を待ち、大海原へ決死の覚悟で漕ぎだしたのだといいます。そのため、三井楽という地名は長い間憧れや悲しみとともに語られ、万葉集にもその名が登場するほど。

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写真に写らない景色 ~魚津ガ崎公園~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魚津ガ崎。これで「ぎょうがさき」と読みます。福江島の北に位置する岐宿町には、大小さまざまの入り江をつくる岩肌の海岸がつづいていて、その中の岬のひとつが魚津ガ崎という場所です。車を駐車場に停めて、草原の細い道を海の方へ歩いて行くと、しばらく視界は木々に覆われているのですが、岬先端の手前で急にパッと開けます。ババーンと海。ババーンと島々。思わず「ああ」と声がもれてしまう景色です。

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