これって壱岐や対馬にもあるんでしょうか。 五島では「丸カンボコ」と言っていますが正式には「巻き蒲鉾」なんですね。正式名称(大げさな!)は今日初めて知りました。
昔は漁師さんの家ではほとんど手作りで作っていました。 昆布が入っていないタイプや色がついていないタイプ、いろいろあるんですが私的には、色粉できれいなピンク色プラス昆布入りの、このタイプが一番のお気に入りです。
愛知県にいた時も、時々無性にこの丸カンボコを食べたくなって、母親などに送ってもらっていました。 酒の肴に良し、味噌汁の具にしても吸い物の具にしてもサイコーです。
ということで、今回のグルメ記事は「愛しの丸カンボコ」です。
取材をさせていただいたのは、あまたあるカンボコ屋さんのカンボコの中でも味、食感ともにマイ・フェバリット・カンボコの塩塚蒲鉾さんです。
毎日カンボコ作りでお忙しい中、ちょっとだけ作業風景を拝見させていただきました。
これがすり身を作るマシーン。臼の直径はざっと1㍍弱。
この後は全て手作業です。 これがすり身。原料はアジ100%。これにいろんな調味料や色粉をつけたりして量りに乗っているのが1本分です。
量るのは、塩塚蒲鉾社長の勝子さんの娘さんでまさ子さんの役目。ちなみに勝子さんは先代さんのところにはるばる愛知県刈谷市からお嫁入りしてきたそうです。まさ子さんがキッチリ計量したすり身を巻くのは勝子さんの役目です。
こんな感じに仕上がります。
まさ子さんのご主人,幸雄さんは納品と営業。
ご夫婦には娘さんが二人。お姉ちゃんの千耶(チカ)ちゃん19才と妹の愛莉(アイリ)ちゃん16才は二人揃って去年、五島から離れてしまいました。(グスッ
。゚(゚´Д`゚)゚。) 千耶ちゃんは栄養士の勉強で、妹の愛莉ちゃんはサッカーのために。 特に愛莉ちゃんは注目必至です。現在、島原商業高校でサッカーをやっていますが、2~3年後には「なでしこ」になっているかもです。
塩塚蒲鉾さんは創業約60年。 全国の酒飲みたちのために、これからも家族でうんまかカンボコば作ってくだはれ。
塩塚蒲鉾さんのカンボコ、てんぷらは五島のスーパーやお土産店などでご購入できます。
取材協力 : 塩塚蒲鉾 五島市大荒町913 電話 0959-72-3936
五島特派員 庄司好孝