福江島の南東に位置する富江町。ここに「陣屋石蔵」という建造物があるんですがあまりポピュラーではありません。知らない人の方が多いんじゃないかな。(想像だけど)
説明の立札です。
いつの時代に置かれた立札なの?と思わず首をかしげるほどの漢字使いです。特に糎米(せんちめえとる)! まさか明治の頃じゃないですよね。
この石蔵は富江町のほぼ中心地にあるんですが、本当にわかりにくいんです。ここを知っているだけで自慢できます。
福江港から車でおよそ30分ほどで富江町に入ります。ここが富江町の入口。「ようこそ富江町へ」
右手の森は神社で、お社に隣接してサンゴセンターがあります。富江町はかってサンゴの町でした。
町に入って最初の信号を右折するとすぐに「弁当・惣菜のトントン」さんが右手にあります。その店のすぐ先にある幅1米(めえとる)ほどの脇道を入っていきます。(もちろん!)案内を表示するものは何にもありませんから不安だったらどなたかにお尋ねください。
車のところを右です。
こんな狭い道を40米(めえとる)ほど歩きます。ハイヒールはやめてくださいね。
すると、入口にはなーんにも表示してなかったのに石蔵に着いてから小さな表示板がありました。(不思議)
驚くのは石組みの緻密さです。紙すら入らないんじゃないかなと思えるほど石と石の隙間はピッタリです。
すごいですねー。昔の人の技術は。
中に入るとこんな感じです。 その昔には米俵なんかがドッサリと積まれたんでしょうか。屋根は腐って落ちたんでしょうね。
放ったらかしが何だかもったいないと思える不思議な遺跡です。
せめて入口に案内表示があれば随分わかりやすいと思います。特別立派なものでなくても良いと思います。わかりやすさ優先でお願いします。
五島特派員 庄司好孝