「魚は好きじゃないけど、アラカブの味噌汁は好き」という人が、私の周りにはけっこういます。ほかにもそんな人は多のかな?と思い、「魚 嫌い でも アラカブの味噌汁」で検索してみました。するとやっぱり!「子どものころ魚嫌いだったのにアラカブの味噌汁だけはお代わりしてた」とか「魚が嫌いな妻もアラカブの味噌汁だけは好き」とか。やるなあ、アラカブの味噌汁!もし「人間なんかみんな大嫌い!でも・・・あの人だけは好き!」そう言われてる人がいたとしたら、、、アラカブの味噌汁のすごさがわかると思いませんか!?
そんな訳で、アラカブの味噌汁。五島でも人気です。ソウルフードと言ってもいいかもしれません。作り方はカンタン。まず、近所の漁港でアラカブを釣ってきます。釣れなかったら、近所の魚屋さんで買ってきます。ウロコをとり、さばいたら、水を入れた鍋の中へまるごと(大きいアラカブのときは切り身にして)入れます。刻んだ玉ねぎもいれるといいです。水が沸騰してからではなく、水の状態から魚を入れること。それと、水の量を多くしすぎないことが、いいダシがでるポイントです。アラカブ全体に火が通ったら、火を止め、お味噌をといて、味見して、はい出来上がり。骨のまわりのトロっとした身をチュルっと食べるのが格別です。あ、小さいアラカブは小骨が多いので、くれぐれもご注意くださいね。
※アラカブとは、カサゴのことです。九州ではアラカブと呼ばれることが多いようです。