初詣は岐宿町の巌立神社

平成27年の元旦、と言いたいところですが、正月2日に福江島の西北に位置する岐宿町の巌立神社に初詣に行ってきました。 

岐宿町は五島家始祖になる宇久覺公が弘和3年(1383年)に宇久から五島に上陸して、五島藩の基礎を築いた地です。ですからここには五島藩史に関わる史跡・名称などがかなりの数、残されています。宇久覺公の菩提寺である金福寺や、山城の後だったことから名前が付いた城山とその周辺のかっての武家屋敷後など。

この巌立神社も元々は岐宿湾の向かいにある権現岳にあったものを覺公が現在地に移したものです。 ですからざっと築630年以上なんですね。

参道は見事な竹林です。左手にはちょっと前まで村祭りの時などの行事で使っていた部落対抗の相撲土俵が今でも残っています。

巌立神社は、国指定の無形民俗文化財である五島神楽の福江島発祥とも言われています。五島神楽は大きく上五島と下五島に分かれていて現在上下合わせて6つの保存会ができています。 神楽の内容で特徴的なのは一般的な国創り神話や、五穀豊穣などに加えて長寿を寿ぐ通称ジンジとバンバ(おじいさんとおばあさん)のユーモラスな舞があることでしょう。 この神楽は9月に行われるのでその時にはまたレポートさせていただきます。

本殿から表鳥居に続く参道です。

本殿のしめ縄も新年仕様です。

本殿の横参道もなかなか風情があります。

手水で手を清めてしっかりお参りをしてきました。これで今年も万全です(希望)。

 

岐宿町巌立神社。 福江港から国道三井楽・岐宿線を車で約15分。 秋の祭礼は毎年9月15、16日に近い休日で行われます。

                                                         五島特派員 庄司好孝

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です