細道がテーマということで、私の散歩道を紹介します。
今夜は月明かりではなく、ライトアップされている福江港沿いの道を歩いてみました。
市街地から、福江港ターミナル方面に5分ほど歩いて行くと、左側に「常灯鼻」が見えます。
造築以来、数知れぬ激浪、暴風に耐え、出入りの船舶を見守っていました。
今なおその秀麗な姿を海に映している常灯鼻。
台上には、航海の安全と豊漁を祈願して、金毘羅さんのほこらが祭られています。
今でも、漁師たちは、港湾に入る時は、この常灯鼻の灯を目指すそうです。
昭和58年に市指定文化財(史跡)になりました。
そのままターミナルの方へ向かい、ジェットフォイルが到着する桟橋へ。
桟橋が揺れる音だけが響いていました。
昼間は、見送りお迎えで賑わっているこの場所も、夜は静かに佇んでいました。
また明日、いろんな物語がここから始まるのでしょうね。
ターミナルを通り越して、少し先に歩いて行くと、フェリー乗り場があります。
私が行った時は、五島と博多を繋ぐ「太古」が停泊していました。
「太古」は、五島福江→奈留→若松→青方→小値賀→宇久→博多と色んな島へと人々を繋いでくれます。
空の旅ももちろん魅力的ですが、船の旅もゆっくり流れる時間を楽しめて素敵ですよ。
海沿いの散歩道。
海のにおい、波の音、心地よい風を感じながら、いつか歩いてみてはいかがですか?
・今回の細道は、五島市福江港ターミナル周辺
・歩いた時間:市街地~福江港ターミナル フェリー乗り場まで片道20分