五島育ちであれば、島外で暮らしていても誰もが懐かしく思い出すパンがあります。
それは・・・「坪パン」。
今回の愛しの島グルメでお邪魔した
「坪内製パン」通称「坪パン」は、
五島市中央町にある昭和25年創業の老舗のパン屋さんです。
二代目ご主人の奥様、坪内薫さんにお話しを伺ってきました。
坪内パンのパンは、店頭以外に五島各所のスーパーでも販売していますが、
「五島で育ったことがある人は一度は口にしたことがあると言っても過言ではない!」
と、私が断言するのは、五島市で学校給食が始まって以来、下五島全域の小学校・中学校・高校に今でもおいしいパンを運んでくれているからなのです。
学校給食に関しては、手間やコストまで考えた上での営業ですが、
「地元の子供達の食は、うちが作っている!」
という気持ちで続けているそうです。
そんな坪内パンのパンを食べて育った私たちは、味の懐かしさもさることながら、
パケージのデザインにも愛着があり、懐かしさを思い起こします。
昔はいろいろなパッケージデザインがあったのですが、坪内パン屋の顔といってもいい
「チョコレートパン」 「焼きリンゴ」以外は透明のパッケージに変わってしまいました。
コストの問題や、昔と違い原材料の表記シールを貼るために透明の袋になってしまったそうです。
「チョコレートパン」と「焼きリンゴ」だけは、周りの方の声もあり、昔ながらの姿で店頭に並んでいます。
また最近では、夏と冬の帰省客へ向けて、人気がある
「チョコレートパン」 「マヨネーズパン」 「焼きリンゴ」を小型にして
「青春の思い出3点セット」
というネーミングで販売し、大好評だったそうです。
聞いただけでウキウキします!次回、販売する時は是非、ゲットしたいと思います。
また、春と夏にはワゴンでアーケードを回って出張販売もしているそうです。
このように、いろいろなアイデアで頑張っている坪内さんが今回考え出したのが、
「坪内製パンオリジナル配合 パンの素」
です。
ホームベーカリーを買ってはみたものの、材料を計るのがおっくうになって、
ホームベーカリーの出番が減ったという話をよく聞きます。
そこで!坪内パン屋さんが 食パン一斤分(200円)が作れるセットを販売開始しました。
作り方はいたって簡単。セットにある、計量済みの粉、砂糖、バターを一気にホームベーカリーに入れ、
水を計って加えるだけ!!!
なんか、私にもできそう!ということで、やってみました☆
①まずは、セットの材料を一気にぶっこみます。(坪内さんの表現で)
私のホームベーカリーは、5時間後に焼きあがるようになっています。
~5時間後~
できてるーーーー!!!!
ぶっこんで、スイッチ押しただけで焼きあがってるーーーー!!!
早速、試食。。。焼きたてなうえに、パン屋さんの粉だけあって、美味!!!
ソフトな弾力で、麦の甘さが絶妙なバランスで、パン本来の旨みが味わえます。
そして、パンの焼きたてのにおいが家の中に広がり幸せな気分になりますよ☆
これは、癖になります!
私が作った食パンの他に 『雑穀パン』 モチモチした食感で少し甘みがある『スイートパン』 『ごはんパン』
などがあります。
『ごはんパン』は、お茶わん一杯分のごはんとセットの材料、水を加えるだけ。
今流行りの100%米パンは、材料のグルテンが手に入りにくいために、なかなか作れませんが、
こちらは、普段、お母さんのお腹か冷凍庫行きだった余ったごはんがあれば簡単にできます。
坪内さんはこう語りました。
「都会にはおいしくて、おしゃれなパン屋さんがあるけれども、
うちには食べた人の物語があります。
パンを懐かしんで思い出してくれる人々がいることが支えになっているんですよ。」
私も、口に入れた瞬間に、当時の背景が広がりました。懐かしさを噛み締めながらいただきます。
もちろん!懐かしさだけではない、島外の人をも満足させる美味しさですよ!
私のおススメは、マヨネーズパンとデニッシュです。
パンの簡単セットと昔懐かしパンを是非、御賞味あれ。
坪内製パン
五島市中央町7-23 サンシャインアーケード
0959-72-2070
営業時間 8:00~18:00
※店頭にて、ホームベーカリー 7000円で販売中!
この価格は見逃せません!この機会に是非!
坪内パン屋さん、綺麗な店構えになっているんですねぇ♪
いつからなんでしょうか?知らなかったのはそれだけ私が帰省してないからなんでしょうね。。。
焼きりんごパンは子供の時に大好きで食べたイメージが強すぎて、今でも私の大好きなパンです♪
「青春の思い出3点セット」ゲットしたいです★
sakura♪さん
みなさんにそれぞれの思い出の味がありますよね。
地元のお野菜を使ったパンもあるので、帰省の時は是非☆