冬のグルメはアヒージョですね

五島で唯一のバル「えみ庄」での冬の人気メニューの一番は「アヒージョ」です。

アヒージョ(ajillo)はスペイン語でニンニク風味の意味だそうですが、オリーブオイルに「小さな村」の農園で育てている

鷹の爪と、ニンニクをたっぷりと入れて、アンチョビペーストをちょこっと加えて、グツグツとアチアチになるまで煮立てたら、

魚介類から野菜まで、自分が好きなものを入れれば、ハイ!出来上がり。

スペインのバル(居酒屋)での人気おつまみです。

ワインとの相性が抜群ですけど、日本酒熱燗もなかなかイケテます。

ただし、ものすごく熱くなるまで煮立てるので、専用のアヒージョ鍋じゃないと途中で割れる可能性大です。

そこで、今この時期の瞬の食材と言えば「牡蠣」!

「牡蠣」のアヒージョです。

五島には、特産の石花(せっか)という小さい粒の岩牡蠣がありますが、アヒージョには不向きなので、大粒の久賀島産の牡蠣です。

そして、アヒージョの定番と言えばエビ。

さらに、五島ならではのキビナゴ。

野菜の定番は、マッシュルームです。

他にも、ゴボウのササガキや、プチトマトなんかもすごく美味しくいただけます。

変わったところでは、なんとサキイカもアリ!です。

あ!忘れてました。

タコ! タコはふっくらになって最高のアヒージョ具材です。

アヒージョ鍋がなかったら、小さなフライパンで試してみたらどうですか。

もちろん、具材は五島の食材でお願いします。

五島特派員 庄司好孝

自家製バジルペースト

我が家、というか「小さな村」の農園ではいろんな種類のハーブも栽培しています。

とは言っても、ハーブ(なんか)もともと雑草みたいなもんだから、種をまけば、ほっといてもワンサカ生えてきます。

今回は、バジルを使ってイタリアンでよく使われる香味料のひとつ、バジルペーストを作りました。(家内が・・・)

まず、葉を摘んで良く洗います。  ハーブ系は摘んでも摘んでもどんどん生えてきますよ。 なにしろもともとは雑草だから。

良く水気を切ってから、根性を入れてすり鉢で摩り下ろします。

ここまでがんばります。 (もちろん家内が・・・)

本来は松の実を使うんですが、五島では売ってないのでピーナッツで代用。

軽くローストしておきます。

次にニンニクを摩り下ろします。

こちらもオリーブオイルを加えてフライパンで軽く炒めておきます。

全部を混ぜて、塩胡椒とレモン汁を足して、ゴリゴリします。

はい、できあがりました。

このバジルペーストは家内が経営している「ダイニングバル・えみ庄」で

パスタやカプレーゼ、マリネなどに使っています。 

五島特派員 庄司好孝

ウコッケイとチャボのミックス

僕の家は、五島のシンボル「鬼岳」の中腹の山ン中のほぼ一軒家です。

4年ほど前から、自宅周辺の荒地や雑木林をコツコツと切り開いて「小さな村」造りをやっています。

現在までに完成したのは、家内がやっているファンシーショップとレディース・キッズのお店。絵画教室を兼ねているアトリエ。石釜ピザの店。木工作業所。家内担当の農園(全部種から栽培しています)。 そして、カモ10羽とウコッケイ&チャボの飼育小屋です。

ウコッケイとチャボは別々の小屋で飼育していたんですが、何かの折にちょっとだけ同居させたことがあったら、その後ナントビックリ!

ウコッケイとチャボのミックスが生まれてきたんです。

これがオス。

こちらがメスです。

ご存知のように、チャボはものすごく小さい鶏で、ウコッケイは割と大柄です。

でも、このウコッケイとチャボのミックスはウコッケイと同じサイズです。

ビックリしたのは、オス・メスともに模様がまったくオリジナルですごくきれいだということでした。

これはモノになるんじゃないかと、県の五島振興局・農林水産課に話を持って行ったんですが苦笑いをされただけでした。・・・・・

まぁ、それはそれ。

すっかりチャボッケイ(こんなネーミングです・・・)にはまってしまって、今では30羽のチャボッケイたちがほぼ毎日、卵を生産してくれています。

 

 

模様は安定していないんですが、チャボッケイの特徴はしっぽ(鶏もこんな言い方でいいんでしょうか)です。

しっぽだけはしっかりとチャボのしっぽです。

チャボッケイ。 他にも創った人はいるんでしょうか?

もし日本初ならば、将来は五島オリジナル地鶏にしたいなー、と考える馬鹿な私でした。

五島特派員 庄司好孝

クエづくしは五島ならでは

友人からクエ(アラ)をいただきました。

五島のクエと言えば、大相撲九州場所の優勝祝賀会で、必ず幕内優勝力士に食べてもらうチョー高級魚です。まさしく魚の横綱。

クエの一般的な料理方は鍋ですが、今回は市内のダイニングバル「えみ庄」のシェフ・ゆうちゃんに無理を言って、鍋以外のクエづくしを料理してもらいました。

・・・鍋なら僕でもできるから・・・

まずは、これもいただきもののサザエとクエの刺身。

釣上げた当日のクエの刺身は、お隣のサザエに負けていないくらいの歯ごたえです。

続いてはあら炊き。

絶品!プリプリ!ウマウマ!

そしてー。 塩焼きです。こっちも最高です! 優勝力士だってクエはチャンコでしか食べないんじゃないのかな。

最後は、お酒のお供。  クエの胃袋と肝、エラの湯引きです。

都会人悶絶! でしょう。

さらに追い討ち。

なんと、この翌日にも別の友人からこんなに頂き物。

ビバ! 五島! ちなみに一本釣りの天然鯛もコリコリでしたよ。

目標は自給自足の生活

五島に限らず、でしょうが一般的に地方であればあるほど(都会的な)ライフスタイルは不便になるんでしょうね。

でも! それに反比例して土地の値段は都会を離れれば離れるほど(つまり、不便になればなるほど)グングン安くなっていきます。

我が家は五島のランドマーク・鬼岳の中腹にあるのですが、前途の法則通りに土地価格は信じられないほど安いので、自宅と畑スペースを合わせて

約5反ほどの広さです。東京ドームでいうとバックネット分のスペース?

だから野菜などは作り放題。

畑の東側半分です。左奥はウコッケイ小屋で現在は22羽飼育中です。ウコッケイの玉子はムチャウマですよ。

これは、コーン粒がジェリービーンズみたいにカラフルなグラスジェムコーン。

こちらは白ナス。 味は、まぁ普通です。

こちらはパッションフルーツ。十分に熟したら種までおいしく甘く食べられます。

トマトは腐るほど(本当に1/3ほどは腐らせているかも・・)生るので知り合いなどに配っても配っても処理が追いつきません。

そこで! ドライフルーツ。(担当・嫁)

カラスに盗られないように園芸ネットをかぶせたら、後はひたすら干すだけ。かな?

結果は4~5日後に出るでしょう。

米作りも考えたんですが、知り合いの米農家の人が「米は作るより買ったほうが安かぞ」と言ったので

無駄な努力はやめます。 魚は時々(タダで)いただけるのを年間予定に組み込んでいます。

現在の自給自足率(いただき物も計算のうち)は50%!

五島だからできるんです!

 

五島特派員 庄司好孝

五島ならではのバーベキュー

先日、ライブをやるために東京から来た、友人のロックミュージシャン(川上真樹)夫婦を熱烈歓迎するために、五島の友人たちに声をかけて、食材持ち寄りバーベキューを開催しました!

見てください。この豪華食材!

まずは、川上夫婦が鹿児島から取寄せた薩摩地鶏。(写真はごく一部です)

続いては、五島の友人がこれまた(どこかから)お取り寄せの生ハム。右は私がスーパーで買ったお安いアメリカ牛。申し訳ない。本当なら五島牛でした。

そして、ジャジャーン! 五島と言ったら~~~。

これです!  アワビ! &  サザエ!  右は高瀬ミナです。 こちらは漁師のこー君プレゼンツ!

ドドーンと網に乗せましょう。 

刺身にもしちゃいました。

高瀬ミナはアヒージョでいただきます。アルミホイルに包んでいるのは、先日農家の方に(いっぱい)いただいたジャガイモのホイルバター。

写真はありませんが、ビールは漁協から買ってきた氷でギンギンに冷やしました。  クーーー。

かかった料金はほとんど飲み物だけの、チョー豪華バーベキューのご報告でした。

五島に住んでて良かったなー。

五島特派員 庄司好孝

梅干作りに挑戦

一週間ほど前に友人から、「梅のびっしゃなっちょっけん取りに来んね?」(梅がいっぱいなっているから取りにおいで)と言われたんで(家内が)違う友人と二人でいただきにいきました。

こんなにいっぱい。

また、たまたまですがこれも違うお友達から赤紫蘇をいっぱい頂いたんです。

偶然にしてはできすぎでしょ。ありがたやありがたや。

こうなったら梅干を漬けないとね。(家内が)

まず梅をしっかり洗います。(もちろん私じゃありません)

洗い終わったら果実酒を作る容器に塩と梅を交互に入れていきます。ここらへんはネットで教えてもらいました。

今度は赤紫蘇の準備です。色がついてない葉や痛んだ葉、枝を丹念に取り除きます。そして、たっぷりの水で数回、水を替えながらしっかりと洗います。

水気をしっかりと切ってからアク抜き。

これが大変。(だったみたいです)

仕込み終了。 私は話を聞いただけでした。

一週間後の今日の状態です。

見た目はもう食べれそうなんだけど。

楽しみです。僕の分は後で鰹節を入れてカツオ梅にします。これくらいは自分でやりましょう。

五島特派員 庄司好孝

おっ洒落ーな喫茶店


福江港ターミナルから徒歩で約5分の場所に、1979年の7月に(まだ若かった)ご夫婦でオープンした喫茶店「こふひいや」さん。

お店の外観です。  雰囲気あるでしょ。

ご主人の山口さんが「こふひい」と「けえき」担当で、奥様の正江さんが料理とプランターのお世話係り。

先日、写真左側の窓を改装して、自慢のケーキが通りからも見えるようにしました。

お店の中もシックです。 落ち着きますね。

「こふひいや」さんは雑誌などいろんなメディアで紹介されていますが、昨年は人気漫画家でエッセーシストの松鳥むうさんのコミックエッセー「島旅ひとりっぷ」にも正江さんが登場しています。

ここで作者が食べているのが「こふひいや」の人気スウィーツ「みるくぷりん」です。東京の某老舗有名デパートに何年も出荷していました。

容器もガラス瓶になっていてクラシカル・モダン?というやつですか。容器が2次利用できるから一挙両得ですね。

昨年、東京で8年半ケーキ修行をしていた次男の航君(趣味のギターはなかなかの腕前です)が帰省してきて、それまでにも人気だった「こふひいや」の手作りケーキがさらにグレードアップしました。

もちろん、常時10種類ほどあるショートケーキの他にも、様々な記念日などにオーダーメイドのケーキも人気です。

今回、使用させていただいた写真は全て奥様の正江さんの写真を使わせていただきました。

彼女の写真は、五島市の広報表紙などにも使われています。

取材協力 : 「こふひいや」 五島市栄町2-14 / 電話 0959-72-5777

五島特派員  庄司好孝 

絶品!丸カンボコ

これって壱岐や対馬にもあるんでしょうか。 五島では「丸カンボコ」と言っていますが正式には「巻き蒲鉾」なんですね。正式名称(大げさな!)は今日初めて知りました。

昔は漁師さんの家ではほとんど手作りで作っていました。 昆布が入っていないタイプや色がついていないタイプ、いろいろあるんですが私的には、色粉できれいなピンク色プラス昆布入りの、このタイプが一番のお気に入りです。

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