島の細道 長崎スタッフ取材|ながさん|2012.2.21

ご神木を見ながら細道をさくさく歩く


 寒さのあまり身を寄せ合い、見ザル・言わザル・聞かザル的なおサルさん……。今回の細道は、長崎市諏訪神社近くにあるどうぶつひろばから立山方面へ向かいます。


 長崎市内を中心に路上にあるモノを観察して楽しむ団体「アルキメデス探偵団」のみなさんとご一緒に巡ります。アルキメデス探偵団は、1994年に結成した街歩き団体。毎月1回、例会を開いて、街中の面白看板や建物を探しながら、ウォーキングを楽しんでいるそうです。

 ひろばを抜け、長崎公園からさらに上を目指すと、長崎県神社庁への案内看板が。さっそく上ってみますと……。





 長崎にも東照宮あり。なんでも正保2年(1645年)、玄澄が当時の長崎奉行らの援助によって安禅寺を創建し、東照宮は同寺に祀られていたそう。明治元年(1868年)に東照宮と改め、現在地に社殿を建て、今日に至ったとされています。本場の日光東照宮の名所といえば、あの見ザル・言わザル・聞かザル。ここで、さきほどのおサルさん群とつながるとは……!

 東照宮を後に、立山方面へ。立山といえば、アップダウンの道が続くエリア。こちらをウォーキングするときは歩きやすい格好で歩くことをおすすめします。1月の寒い日でしたが、アルキメデス探偵団の会員さんは、24名が参加されていました。










 道端に立山一丁目の案内看板あり。じっと眺めている方は、アルキメデス探偵団の森会長です。きっと面白いものを発見したんでしょうね。




 さらに坂道を少し上ると東屋がありました。道路から見えるので、ウォーキング途中のちょっとした休憩場として活用したいですね。近くにはトイレもあります。













 立山の道といえば、このご神木を思い浮かべる方も多いのでは。県外人は驚かれると思いますが、この道は一方通行でもなんでもなく、普通に車が行き来できるようになっています。交通量のわりには事故も少ないように思えるのは、やはりご神木パワーがみなぎっているから!?

 ご神木ロードから左へ。アルキメデス探偵団のみなさんのポリシーは「あえて不便な方へ行く」。ここからは車は通れない、ホントの細道が続きますよ。












 これぞ、ザ・長崎といいたくなるところに来ました。細い石段を下ったり、上ったり。石段には、段差がよくわかるように一段一段白い線が塗られています。












 「どこを歩いているんだ?」と思っていたのを察知したかのように標識が出てきました。そうか、ここは4丁目……。気のせいか、まめに標識があるような感じがしました。












 街歩きで楽しいのは、いつもと違った風景に出会えること。私は植物に詳しくないので、この実が何という名前なのかわかりませんが、寒い曇りの日に、この鮮やかな色をした実が目に飛び込んできて、歩き疲れた体をすっと癒してくれるかのようでした。

 TVで見たことはあっても、実物を見たことのある人は地元の方以外、あまりいないかも。「長崎市斜面移送システム2号機 さくら」は、誰でも乗れるわけではなく、高齢者や妊婦さんなど限られています。次は実際に動いているところを見たいと思いつつ、今回の細道は、こちらで終了。








今回の細道は……

長崎市上西山町~立山周辺
歩いた時間 どうぶつひろばから立山三丁目まで片道約40分


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