細道~堂崎教会周辺~


第3回目五島の細道は、県指定有形文化財に指定されている「堂崎教会」の周辺を散策してきました。市街地から車で15分走った場所にある奥浦町堂崎。駐車場に入ると、素敵な看板がありました。

 

「この先は歩こう」
太陽の日差しを浴びてキラキラ光る海と折り重なる山々。心地よい風を感じながら、散策スタートです。
駐車場から5分ほど歩くと、かわいいお店がありました。
『BABY QOO』アイスクリーム・ドリンクと手作り雑貨のお店です。

 
お店の所々にある木のインテリアや雑貨は、ご主人の手作りとか。木のぬくもりと、ポップな色使いが特徴の作品ばかりです。木で作ったストラップも販売しています。
アイスクリームで腹ごしらえして、散策再開するとすぐに、赤いレンガの建物が目に入ってきました。堂崎教会です。

 

明治6年に、キリスト教禁教が徹廃され、長く厳しい弾圧を絶え抜いた信者たちは、神父の来島を心待ちにしていました。日本から派遣の要請をしたのは、長崎の浦上天主堂を設計監督したフランス人のフレノ神父。フレノ神父が来島した、明治6年12月24日には、五島で初めてのクリスマスミサが行われたそうです。明治13年には、マルマン神父が五島主任司祭となり、仮聖堂建設がされ、堂崎は島内でのキリシタン復活の拠点となりました。明治41年には、後任のぺルー神父によって建て替え工事が行われ、現在の堂崎教会が完成しました。信者が代々守り抜いてきた歴史を知っていくと、堂崎の地の重みを感じました。教会内部は、キリシタン迫害の歴史資料館になっています。また、教会外には、マルマン神父とペルー神父と子ども達の像をはじめ、いくつかの像が設置されています。

 

教会を背に海辺へ進んでいくと、緑の広場があります。空の青と芝生の緑が見ているだけで心地良く、とっても気持ちがいい場所です。さらに進むと、小さな浜辺があります。潮の流れが早い場所なので、ゆっくりするには向いてませんが、海の匂いがリフレッシュさせてくれますよ。
五島の歴史に触れ、大自然を感じることができる堂崎。
みなさんも、五島にお越しの際は、堂崎を散策してみてはいかがですか?

 今回の細道は…奥浦町堂崎駐車場~堂崎海岸
歩いた時間(教会周辺散策も含めて)約20分

住所 〒853-0053 五島市奥浦町堂崎2019
アクセス 車……福江港15分 福江空港20分     
     バス…福江より五島バス[戸岐]行き~堂崎天主堂入り口下車 乗車時間約20分

堂崎教会
閉館時間
 9:00~17:00(11月11日~3月20日は9:00~16:00)休館日 12月30日~1月2日
料金 大人300円 中高生150円 子ども100円
ミサ 第1日曜日5:30~駐車場 有り(無料)
※教会堂内部の撮影禁止

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