島の祭り 長崎スタッフ|ながさん|2011.11.17

女性が主役の華まつり

 ♪ながぁさぁきぃ~ めいぶぅつぅ~♪の歌いだしでおなじみの民謡『ぶらぶら節』の舞台と言えば長崎一の歓楽街、丸山町です。昨年、放送されたドラマ「龍馬伝」でも、龍馬が訪れた花街として度々登場していましたね。



 今回のお祭りレポートはそんな丸山の地に元禄13年(1700)に創建された「梅園身代り天満宮」の例大祭「丸山華まつり」へ。丸山華まつり……花街丸山らしいネーミングですよね。祭りの中身も女性が主役! 私が出かけた祭り2日目の11月13日には、「花魁道中」と「女神輿」の巡行が丸山町~浜町~中通りにかけて行われ、その前日には長崎検番の芸子衆による奉納踊りが披露されました。



 さて、艶やか姿を間近で見たい!と目指した場所は芸子さんたちの手配や統括をする「長崎検番」前。長崎検番の歴史ある建物と花魁道中の風情溢れるベストショットを激写しようと、すでにたくさんの見物客で賑わっていました。そこへ人力車で登場したのが花魁に扮した女性2人。おおぉ~美しいですね。外国人旅行者もジャパンビューティーに大興奮。私も負けじと前に乗り出してみましたが、あまりの人気に近づくのはなかなか難しい……。



 花魁道中の後には女子高生たちによる女神輿の登場です。花魁の大人の色気には負けちゃいますが、とってもかわいい女神輿になんだか私も10歳ぐらい若返った気分(気分だけですよ)に。



 元気いっぱいの女神輿を見送った後は梅園身代り天満宮を訪れてみました。その名の通り、境内にはたくさんの梅の木が植えられています。残念ながら梅の花が満開の時季に来たことはないので、次回はぜひ、その時季を狙って訪れてみたいですね。



 この日はその梅の木から収穫した梅で造られた梅酒とお神酒が参拝客に振る舞われていました。とっても縁起が良い梅酒。今年も残すところ1カ月半ほどですが、この梅酒パワーで無事に元気に乗り切れそうな気がします。

■梅園天満宮:長崎市丸山町2
■アクセス:思案橋電停より徒歩10分


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