島の祭り!|長崎スタッフ取材|しましま|2015.3.30
お花いっぱいで幸せ気分も満開に
♪君よずっと幸せにぃ~風にそっと歌うよぉ~――春は桜のシーズン。私は、この歌をついつい口ずさみながらお花見をしてしまいます。今回のお祭りはズバリ、コレ! 日本さくら名所100選の地にも選ばれている大村公園の「おおむら花まつり」をご紹介します。
桜にちなんだ名曲を歌いながら歩いていると、ちょうど「さくらだばし」に遭遇。鼻歌の魔力? さっそく渡りました。
さくらだばしを超えるとさっそく屋台がちらほら。どれ、たこやきでも――と思いましたが、私が来たときは準備中でした。たこやきの文字を眺めていたら、やっぱりお腹がすいてきたので、来た道を戻り、さっき横目に写っていた食べ物を買いに行くことに。お花見はいずこに……。
ジャジャ~ン。春限定のたこやきならぬたいやきです。大村公園観光案内所近くで見つけました。ピンク色の餡は、そう、さくらあん❤ 出来たてを購入できたので、皮がパリッとして美味。お花見気分をまた一段と盛り上げてくれそう。
桜をまだ見つけないまま、たいやきに走ったので、今度こそ園内にある案内看板や石碑をちゃんと見つつ、お花見をしようと思い直しました。そんな花より団子の胸中を戒めるかのごとく、石碑が。ナニナニ……大村公園の桜は、明治時代、東彼杵町生まれの長岡安平という人が東京から1000個の種を持ち帰ったのが始まりとは。
みなさまのお花見のご参考になるかどうか、わかりませんが、私が行ったのは3/26(木)でした。あまり咲いてませんでしたが、平日だというのに、なかなかの賑わいぶり。ウォーキング姿の方もいましたよ。あと一週間もすれば満開かな?
石垣のお掃除も入念にされていました。腰に縄を巻きつけた、まるでレスキュー隊のような姿で黙々と雑草除去中。働く男の背中☆ですね。思わず桜を忘れて激写してしまいました。
ぼんぼりを見ると、一気にお祭り気分になりません? 協賛で灯されるぼんぼりに郷土愛を感じる!! 夜はもちろん、ライトアップされます。
広い園内でココの桜が一番、咲き誇っていました。場所は玖島城跡を大手門から入るところです。あ、梅ケ枝荘のあるところといった方がわかりやすいかも。ちなみに、梅ケ枝荘は、梅ケ枝焼と大村ずしが有名。
大村公園にはいろんな種類の桜があります。早春に咲くカンヒザクラやオオシマザクラ、4月上旬~中旬頃にはオオムラザクラも。
まだ咲いていなかったので、写真の写真で失礼します。写真右の、やや濃いピンク色がオオムラザクラ。国指定天然記念物にも指定されているんです。八重桜を2つに重ねた独特の二段咲きで、花弁が多いのが特徴。花弁は少ないものでも60枚、多いもので200枚!!もあるそうです(よく数えたね……)。私も以前、生オオムラザクラを見たことがありますが、とっても華やかで、お花見したぞ!と興奮したことを思い出しました。見応えバッチリなので、長崎人ならぜひ一度は実物を見ていただきたい!
大村公園には「花ちゃり」なるものが。電動アシスト付き自転車をレンタルできます。しかも2時間以内だったら1台300円とリーズナブル。自転車ってなんか青春って感じがするな~。チャリからのお花見も気持ち良さそう。
大村公園観光案内所でチラシをゲット! 桜を皮切りに、シャクナゲ、ツツジ、花菖蒲と6月まで、大村市内の至るところでいろんな花が見られる「おおむら花まつり」。ようやく気候も暖かくなってきたし、お弁当を持って出かけてみてはいかが?
おおむら花まつり
場所 大村公園
~6/20(土)まで
入場無料
駐車所あり