島の祭り!|長崎スタッフ取材|しましま|2012.3.8

雨の島原初市

 島原の町に春の訪れを告げるお祭り「島原初市」へお出かけしてきました。「島原初市」とは、江戸時代初期、1680年から続く伝統の市です。


 島原藩主・松倉重政が島原城築城のために、各地から集まったたくさんの労働者の労をねぎらうため、近郊の商人や農民、漁民による物々交換の市を開いたのが始まりと言われています。その後、毎月3日、13日、23日に市は開かれるようになり、当時、旧暦の2月3日から行われていたことから、旧正月が始まって初めての市=初市と呼ばれるようになったそうですよ。

 さて、今年の初市は3月3日から3月11日まで開催されています。私が出かけた日はあいにくの雨…。しかし、会場の「霊丘公園」の駐車場に車を停め石段をのぼると…。




 こんなにたくさんの露店が並んでいました~。雨でジュクジュクの道を、そろりそろりとゆっくり歩き各店をチェック。タコ焼きや焼き鳥、いろいろな店が並んでいますね。

 グルリとまわって会場奥へ進むと、梅や椿など植木売り場に到着。

 シトシトと雨に濡れる花々も風情があって良いですね。向かいには包丁など刃物を販売する鍛冶屋さんのコーナーがありました。

 毎年出店しているというお店の方にお話を伺うと、年々、出店する店の数は減る一方だとか…。不景気の波はこんなところにも? でも、会場に遊びに来ている人はとても楽しそう。次回は晴れの日を選んで出かけたいと思います(涙)。


雨にはたたられましたが、初市の思い出に買ったきれいな花が、我が家を彩ってくれています。小さな春がやってきました…。

〈島原初市〉

■開催日:3月10日(土)まで開催中
■会場:霊丘公園

■駐車場:あり


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