今回の釣りは、知る人ぞ知る的な場所かも。西彼杵郡時津町にある子々川(ししがわ)漁港にお邪魔してみましたよ。
まずは、子々川への道案内。長崎市街地から、国道206号線を時津町→琴海町方向に行くと、子々川の交差点があるので、そこから右折します。港まで車ですぐですが、道幅が少々狭いのでご注意あれ。この長崎大学臨海研修所の看板が目印。
到着~。穏やかな海です。そうか、ココは大村湾の内海になるから波も少なく、静かなのね。海面がまるで鏡のよう。
白っぽいエビス様がいらっしゃいました。むむ、すでに大漁の予感!?と同時に、魚に合う同名の琥珀色した飲み物を思い浮かべてしまった……。
内海と聞くだけで、プランクトンがいっぱいいそうなイメージ。海の生物にちっとも詳しくナイのでわかりませんが……。岩にへばりついているコレ、何だろ? なんだか、フジツボを思い出しちゃった。長崎で食べるとか聞いたことないですが、どこかの県で、フジツボを塩ゆでか何かで食べていたなぁ。美味しいのかしら。誰か、フジツボの味を知る方、ご一報を。
船もたくさん停泊してました。船を見ると、鳥◯一郎とかサブちゃんとか歌いたくなるのは、きっと私だけではナイと思う!
子々川漁港の向かいに見える島は「前島」と呼ばれています。あ、民家がある! 橋は見当たらないので、島にお住まいの方は、船で行き来しているんでしょうね。憧れるわ~。
さっそく、釣りを楽しんでいる推定年令50代のおじさんに、釣りのお話を聞いてみました。実は、朝早くに畝刈の方へ釣りに行ったそうです。が、人がわりと多かったので、こっちはどうかな~と思ってやってきたとのことでした。あえて集中できる1人を選んだというのに、うるさいおばさん(私)に捕まってしまい、心中複雑だったに違いない。
「何か釣れればいいかな、ぐらいで来た。チヌとかメイタとか釣れればよかとけど」とのこと。今までいろんな釣り人に聞いたけど、身軽な人ほど、釣り歴が長く、そして海の状況をよく知っているような気がします。まぁ、TPOもあるでしょうが。おじさんは、撒き餌で小魚をおびき寄せ、10メートルぐらい先に、釣り糸を投げ入れ、大きな魚を狙う戦法でした。「もう小魚がきているよ」といわれたけど、どこどこ!? おじさん、視力もいいんだな。
撒き餌は、いつも2種類以上を混ぜあわせるそう。あ、パン粉発見❤ エサとなるオキアミの商品名が「生イキくん」というのに、個人的にウケました。心なしか釣具系の商品には、ダジャレのネーミングが多いような気がします。
漁港から見える、この建物が長崎大学臨海研修所です。学生さんの合宿所でもあるそう。合宿――青春の匂いがする。マリンスポーツも満喫できて、盛り上がりそうですね。そんな学生さんたちの青春を謳歌する姿を勝手に妄想しながら、子々川漁港を後にしました。
西彼杵郡時津町 子々川漁港
アクセス 長崎市街地から車で約30分