２月といえばバレンタイン。そう、恋の季節です！ 良い出会いがほしいという方、必見。今回は、縁結び祈願ができる出雲大社長崎分院をご紹介します。あの出雲大社が長崎に？？ 島根県にある超有名な縁結びの神様（大黒様）で知られる出雲大社の、いわば支社的存在です。恋愛運もなけりゃ旅費もない方はレッツご祈願。場所は長崎市役所裏の、こちらの通り。
長崎市街地にありながら、意外と知る人ぞ知る的な穴場スポットではないでしょうか。足の便が良いのも魅力のひとつ。こちらなら、突然現れた恋のライバルにもすぐ対処できそうです。ノボリが立っているので、すぐわかると思います。
なんとも心強い一言。もっと恋がしたい！なんて方はどうぞ。ちなみに出雲大社の御祭神は大国主大神（おおくにぬしのみこと）で、分社は全国に約860社あるとか。
頼もしい貼り紙近くには、アナタの恋の行方が手軽に占えそうな恋みくじ（１つ100円）があります。大吉を引いたら→記念に持って帰る、それ以外→境内の木（すぐわかります）の枝に結んで次の好機を待つべし。
アラフォーで独身女子と、後がない私もおみくじを引いてみました。まさかの大吉ゲット。ホントですよ。中身を熟読してみると「過ぎ去ったことは忘れろ」と、しょっぱなから私の過去を否定。しかし、前にも今も恋愛運はなかったような……と１人屁理屈をごねてしまいました。信じるものは救われる、というし。今年は信じてみることにしました。
恋みくじは、わりとほかの神社でも見かけますが、この縁結びの糸は珍しいと思います。部屋に飾り、出かける前に「いい出会いがありますように」と祈ると、恋愛運がさらに良くなるとのこと。紅白の細い糸が絡まった縁起ものの糸は、男女の縁だけではなく、良い友を持つこと、良い運が開けることなど、すべての「縁」につながっています。お守り、縁結びの糸それぞれ１つ800円なり。
境内にはあの因幡の白うさぎでおなじみの白うさぎとワニが鎮座しています。古事記に出てくる因幡の白うさぎがワニの背中に乗って、長崎にやって来た!?
猫の額ほどの出雲大社長崎分院ですが、恋に悩める男女がやはり参拝にくるらしく、さきほどのワニの背中には五円玉がいっぱい乗っていました。ご縁がありますように、とはまさにこのことですな。
さらなる恋愛運ＵＰを目指し、欲張って、出雲大社長崎分院から中島川方面へハートストーンを探しに下ってみました。街中に点在するハートストーンの中でも、一番知名度が高いと思われる場所を目指すことに。おりしも取材時は長崎ランタンフェスティバル期間中。若い女子らもさっそく見つけて、嬉しそうに、はしゃいでおりました。
さきほどの女子２人組(上写真）が、またしばらくしてハートストーンのところへやって来たところ、世話好きのおじさんにつかまっていました。じげもんと思われるオヤジさんは、どうやらまだ２人がハートストーンを探し当てていないと思ったらしく、中島川の対岸からわりと大声で「ハートの石は、そこから左だよ！」と指示。２人はとまどいながらも、見つけたフリ（探して写真撮っていたからね）をしていました。一生懸命教えてくれるおじさんに、演技をする女子。心やさしき人々よ……。ぼんやりとこの一部始終を見ていた私は、数秒後に別の女性から「ハートストーンはどこですか？」と聞かれ、さっきのおじさんと同じようなジェスチャーで教えることになったのでした。
出雲大社長崎分院とはもう何も関係ナシですが、せっかくの長崎ランタンフェスティバルだったので、今年、新地近くの銅座川に初お目見えの桃色ランタンを写すことに。お昼すぎても、カップルや観光客らしき団体の女子、小粋なマダムら……といろんな人々が行き交っていました。ピンクは恋の色。シングルの人も、婚活中の人も、恋愛成就したら来年こそはカップルでこのピンクのランタンの世界に酔いしれてくださいね。
出雲大社 長崎分院
場所：長崎市桜町８－５
電話：095-822-9278
ご利益：恋愛成就、良縁など