愛する人を思いながら咲き誇るアジサイの花

今年の梅雨は、ある意味梅雨らしい。ジメジメとした日が多い気がします。そんな家にこもりがちな梅雨こそ、気分転換に外へ出ませんか。散歩がてらに楽しめる「ながさき紫陽花(おたくさ)まつり」に行ってきました。

 

 

 

 

 

 

 

ながさき紫陽花まつりは、長崎市にある眼鏡橋(中島川公園)・シーボルト宅跡・出島ほか、約4000株のアジサイが街中を彩るお祭り。最初に訪れたいのがこちら、鳴滝にあるシーボルト宅跡です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さっそく、見事なアジサイがお出迎え。プランターのアジサイは、品種がわかるように、名前のカードがさしてあります。ブルースカイは、細やかな花とそれを囲むかのような大きな花のコントラストが個人的に好きなので激写しました。

 

 

 

 

 

 

 

シーボルト宅跡にも、こ~んなにアジサイがいっぱい。奥のシーボルト像に向かって、アジサイの小道が続いていました。なぜ、シーボルトとアジサイが関係しているのか――ちょっと歴史をおさらい。シーボルトは医学だけでなく、薬学・動植物学など様々な日本の近代学問の礎を築いたといわれています。日本に関する書物も手がけていて、その中の「日本植物誌」で紹介されたアジサイに「ハイドレンゲア・オタクサ」と名づけたことでも有名です。オタクサとは、長崎に残したお滝さんのこと。シーボルトが、彼女と出会ったのは20代後半だから、仕事も恋も一生懸命だったはず。若き日の思い出に、しっかりとお滝さんはいたんだなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シーボルトとお滝さんの恋物語に、ちょっとセンチメンタルな気分に浸りながら、眼鏡橋方面へ。途中、新大工の商店街を通ると、粋な言葉が書いてある看板を見つけました。ちなみに、商店街の通りをシーボルト通りといいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鳴滝から徒歩約20分ぐらいで、長崎の名所・眼鏡橋に到着。右のボックスには、このお祭りの記念スタンプもありました。

 

 

 

 

 

 

 

プリンセス・ブルー、隅田の花火などネーミングも面白い。アジサイの種類ってこんなにあるの!?と驚いてしまいます。「城マリー」と名づけられたアジサイが猛烈に気になりました。

 

 

 

 

 

 

 

眼鏡橋周辺のアジサイのプランターには、シーボルトに関する豆知識が書いてありました。が、プランター横に貼ってあるので、かなり目線を下にやらんと見えん……。だけど、書いてあることはとてもためになるし、面白かったです。高地ドイツ人を山オランダ人と訳した通訳の人の本意が知りたくなりました。

 

 

 

 

 

 

 

この季節、よくこの眼鏡橋とアジサイの2ショットの写真を見ます。あ~、ここから撮ったんだと、私も同じところと推測される場所から撮影しました。このお祭りにカメラはマストです。

 

 

 

 

 

 

 

眼鏡橋周辺には、ちらほらと自生するアジサイもあります。プランターほどアジサイの密集はなく、派手さはありませんが、ひっそりと咲く姿が凛として美しい。自然の美、いや日本の美を感じます。

 

 

 

 

 

 

 

気分はまるで少女マンガ! アジサイが中島川沿いにズラズラ~と並んでいます。花をバックに撮ってもよし、花から囲まれているかのように撮ってもよし。あ、くれぐれもアジサイ自体には手をふれず、頭脳を駆使して撮影すべし。

 

 

 

 

 

 

 

長崎人が「おたくさ」と聞けば、こちらのおたくさを思い浮かべる方が多いかも。長崎には、その名も「おたくさ」という、長崎名菓があります。アジサイの花を模した、バターが香るクッキー。これを食べると同時に、TVのCM曲「ながさきのぉ~、あいはおたくさぁ~」のフレーズが脳裏をよぎりました。最後は結局、愛の物語よりも、アジサイの花よりも団子(クッキー)に走った私。2人のようなロマンスはきっと訪れないな……と梅雨空にひとりごちたのでした。

 

2015年5/23(土)~6/16(火)

ながさき紫陽花(おたくさ)まつり

眼鏡橋(中島川公園)・シーボルト宅跡・出島ほか

大型グレ狙い!のはずが…

2015年2月15日、私は再び三ツ瀬に釣行した。今回は、後輩の藤本君と2人での釣行だった。この日は、日曜日ということもあって多くの釣り人がいたが、私たちは、キリ瀬へと上礁することができた。


〈上礁した三ツ瀬のキリ瀬〉

 

早速、前回と同様の仕掛けを用意して釣り始めるが、ツケエをまったく触ることなく、冷たくなって原型のまま戻ってくる。沖の沈みまでの遠近やタナを3ヒロから竿2本以上と変えながら探っても午前中は当たりを捉えることはできなかった。

午後、上げ潮が、高島方向へと流れだしたので、仕掛けを投入するが、午前中と変わらず、ツケエが盗られない。ここで、グレを諦めて、仕掛けを匠グレのG2を使った全誘導仕掛けに変更し、イサキを狙ってみることにした。「匠グレ」は、パイプの入口径がφ3.0mmで出口径がφ2.1mmとなっているため糸通しが良く、軽い仕掛けを深いタナまで入れ込んでいくのに適しているウキである。

 マキエを流れのなかで帯状になるようにバラけるように撒いてから、仕掛けを投入し、潮の流れに合わせて仕掛けを送りこんでいくと竿3本ほど入ったところで、パラパラと出ていた道糸が一気に走り出した。合わせを入れ取り込んだのは、狙いどおり40cmオーバーのイサキだった。その後に同サイズを1匹追加したところで藤本君にアドバイスをして釣り座を譲ると、同型のイサキを仕留めていた。

  
〈筆者が仕留めたイサキ〉                              〈藤本君が仕留めたイサキ〉

残念ながら狙いの大型のグレは釣れないまま納竿の時間となってしまった。


〈釣果

<渡船の問い合わせ先>
渡船:光隆丸(浜口船長)
TEL:095-893-0996
料金:4,000円

<エサ&釣況の問い合わせ先>
フィッシングショップ オガワ
TEL:095-878-1301

 

野母崎三ツ瀬キリ瀬

 

ながさき 島ステーション 長崎大漁旗!長崎編特別寄稿 奥野賢志

水難防止とカエルでいろんな願掛けを

長崎は、ちょっとアンニュイな梅雨の季節となりましたが、みなさま、いかがお過ごしですか? 今回は、そんな水難が気になるこの季節に願掛けをしたい、そんな神社をご紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

蛍茶屋電停から大通り……ではなく、裏手の通りを歩きます。1653年(承応2)、唐通事の陳道隆が寄進した一の瀬橋のところまで、サクッと行きますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一の瀬橋から川沿いを歩くこと7、8分でたどり着いたのがこちら、水神神社。「すいじん」と読みます。彌都波能賣大神(みずはのめのおおかみ)という祭神が祀られています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鳥居をくぐり抜け、境内を進むと赤い鳥居が。「稲荷大神」と書いてあります。お供え物がザボンというところにグッときました。ザボンは、長崎発祥の果物ですものね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

木もれ日がキラキラ☆ 拝殿に続く小さな橋を渡るときは、ちょっとした森林浴気分に浸れま~す。

 

 

 

 

 

 

 

こちらが拝殿です。さっそく神様にご挨拶して、水難にあわないようにお願いしました。水神神社は、長崎市内を転々として、昭和時代に現在の場所に移転したそうです。江戸期の亨保4年には、水神祭も行われていたとか。

 

 

 

 

 

 

 

拝殿には、水神神社の歴史を記した案内板があります。それにしても達筆。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

拝殿から遠くを眺めると、本河内の水源池が見えます。まるで城壁みたい。昔も今も、みんなが水に困らないように静かに見守ってくれている――そんな気がしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

境内を見渡すと、何やら倉田水樋と書かれた石碑が。後で調べたところ、倉田水樋(すいひ)とは、江戸時代に長崎に水を供給した水道のことで、倉田氏が私財を投じて作ったので、この名前をつけたらしいです。本河内高部ダムが完成するまで、200年余りにわたり水を供給していたというから驚き。神社と倉田水樋は水つながりでもありますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もうひとつ、個人的に探していたものがあったので、裏手に続く階段を上ってみることにしました。お寺や神社は、裏手に秘密がいっぱい。

 

 

 

 

 

 

 

ありました、どんく石! 「どんく」とは長崎弁で「カエル」のこと。石の形がカエルっぽいから、このネーミングになったんでしょうね。カエルを「帰る」というのに引っ掛けて、戦時中は、戦地から無事に帰るようにと念じていたという切ないエピソードも残っています。今は、お金が返ってくるとか、失くしたものが返ってくるとか。水難防止だけでなく、いろんなカエルに思いを巡らせつつ願掛けできそうです。

 

水神神社・どんく石

ご利益 水難防止など

蛍茶屋電停から徒歩約10分

解体すぐの県産マグロを味わえる

今回のグルメは、西彼杵郡時津町の大村湾漁業協同組合にある直売所からお届けしたいと思います。なんでも長崎県産マグロの解体が見られるそう。すごく気になったので、さっそく足を運んでみることにしました。

 

 

 

 

 

 

 

こちらが大村湾漁業組合。とぎつウォーターフロント公園の近くにあってわかりやすいです。直売所では、新鮮な魚介類はもちろん、加工品や珍しい「黒なまこ石鹸」なるものも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

直売所では、日頃から大売り出しなど、様々なイベントが行われている模様。「長崎県産 五島 壱岐 対馬 本マグロ」の文字に期待が高まります。当HPの島と同じエリアから運ばれてくるのかぁ。このときのマグロは赤身で100g650円から。

 

 

 

 

 

 

 

予定通り、午前11時きっかりにスタート。うぉ~、立派なマグロ! この時は、五島産のマグロ約55kgでした。余談ですが、長崎県では、平成20年に「長崎県マグロ養殖振興プラン」を策定して、新規の漁場や養殖用の種苗の安定確保などをがんばったおかげ(?)で、平成25年の生産量が3070トンで全国2位になったそう。ビバ、長崎、水産大国!!

 

 

 

 

 

 

 

巨大マグロに吸い寄せられるかのごとく、マグロ周辺はいつの間にか、この人だかりが。それにしても長崎人というか、日本人は食べるだけでなく、マグロの解体も楽しみのひとつとして確立されてますな~。改めて、食のありがたみも感じます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最初は頭を切り落とします。腕っ節の強そうなお兄さんが、鮮やかな手付きでさばいていきます。さばき方に一切の迷いなし。

 

 

 

 

 

 

 

数分でかぶとがとれちゃった。頭の部分も購入できるみたいです。調理するのがたいへんでしょうが、間違いなく、場は盛り上がりますね。

 

 

 

 

 

 

 

次はカマの部分。心なしか男性客の反応が良く「オオー」とか「ワー」とかの歓声が大きかったです。マグロを釣るだけではなく、もしかしてマグロをさばくのも、お父さんたちの夢なのかしら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

骨にそって身をはがしていきます。私も小さい魚をさばいたことがありますが、こんなにスイスイ切れません。いい包丁を使っているとは思いますが、ここまで早くさばけるなんてすごすぎる!!

 

 

 

 

 

 

 

なんとなく緊張感みなぎっていたマグロ解体も終わりに近づいてきたので、スタッフの方が子どもに尾っぽを触らせていました。恐らく人生初と思われる瞬間。きっとこの子はマグロ好きになるに違いない(もうなっているか)。

 

 

 

 

 

 

 

おなじみのサクの状態になるまで10分とかかりませんでした。サクは、素早く冷蔵庫にイン。こりゃもう鮮度バツグンに決まっている。

 

 

 

 

 

 

 

猫が走ってきそうなぐらいの大量のアラ。

 

 

 

 

 

 

 

私が大量のアラにみとれている間に、どこからともなく、慣れた感じでお客さんがやってきて、気がつくと行列ができていました。戦いは終わった……。私は、お金も時間も余裕がなかったので、今回は解体シーンを見るだけで退散することに。いつの日にか、県産マグロ、食べます! I'll be back!!

植木の里で心身ともに癒される

今回の細道は、緑あふれる植木の里・長崎市古賀エリアを巡ります。新緑が美しい季節を歩きながら満喫してみませんか? 目にも優しいグリーンの世界で、身も心もリフレッシュ。

 

 

 

 

 

 

 

国道34号線から、飲食店の松勝の方に入ると「長崎市植木センター」に到着。車で来た方は、こちらに駐車して歩くことをおすすめします。ちなみに、植木センターでは植木に関する情報や相談などを受け付けているので、ガーデニングで悩んでいる方は足を運ぶといいかも。

 

 

 

 

 

 

 

植木センターの駐車場近くにある古賀エリアの地図。散策前に周囲を確認できます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さっそく植木センターのそばに素敵な橋が。間ノ瀬川に架かった小さな橋は、古賀みどり橋といいます。名前にピッタリの緑豊かな橋ですね。

 

 

 

 

 

 

 

古賀みどり橋を渡ると、舗装された道が川沿いに続きます。右の土塀と門がカッコイイ。

 

 

 

 

 

 

 

植木センターから車で2、3分のところにJR肥前古賀駅があります。私は、あまり土地勘がないので、ココを基点にウロウロ散策してみることにしました。駐車場は有料ですが、トイレもあり、中高年にとっては心強い!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高架下の道を上って行くことにしました。なだらかな上り坂が続きます。余談ですが、高架下ってなんかテンション上がりませんか? 汽車が通っているときに下をくぐってみたい衝動にかられます。

 

 

 

 

 

 

 

松原公民館を左手にしてさらに進んでいくと……。

 

 

 

 

 

 

 

珍しい植物発見! ブラシノキといいます。その名の通り、水筒とかの底を楽々と洗えそうなブラシみたい。採っちゃいかんけどね。新緑の中に、この赤色が目を引きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なかなか途絶えない上り坂をいくと、美しい木々が囲うように木陰を作っていました。涼しい~。ふと見上げると、あ、モミジ! もちろん、秋がハイシーズンですが、初夏のモミジも乙なもの。緑も清々しく、生き生きとしているので、見るだけで元気がもらえます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モミジのトンネルをくぐり抜けると、右手にミニ階段が。そういえば、恵比須神社があるって植木センターの地図で見た。せっかくなので、恵比須さまに挨拶してみることにしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さきほどの階段のところから、ゲートボール場を通り抜け、1分もかからないところに恵比須さまがいらっしゃいました。恵比須さまの周辺がキレイにお掃除されていましたよ。地元の方々の愛を感じるなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

恵比須さまのお隣にある「古賀植木創業記念碑」。古賀の植木の歴史は古く、なんと江戸の元禄時代までさかのぼるそうです。幕末には、長崎の貿易商たちが海外へ輸出していたとか。昔も今も、古賀の主流産業なんですね。恵比須さまからUターンして、今度は下ることにしました。ラストは、赤瀬邸の日本一のラカンマキを目指します。

 

 

 

 

 

 

 

写真右側の巨木がラカンマキです。明らかに周りの木々よりも大きい! 樹齢約600年というから驚きです。このラカンマキを母樹として挿し木で多くの植木が生産されているそう。圧倒的な存在感を放つラカンマキを前にすると、私なんてまだまだひよっこ。日常の悩みは塵にもならない……と思いましたが、逆に勇気が湧いてきて、復路の足取りがなんとなく軽くなったのでした。

 

JR肥前古賀駅~恵比須神社~赤瀬邸のラカンマキ

徒歩約1時間

 

長崎発・旬の春じゃがを食べて自給率UP!

先月、長崎のじゃがいもについて語りましたが、そんな私のじゃが愛を知ってか、「じゃがフェス」なるイベントが開催されるという情報ゲット。コレは行かんと! 今回のグルメは、先月に引き続き、今年のじゃがいも事情を探るべく、イベントへ潜入してみることにしました。

 

 

 

 

 

 

 

じゃがフェスじゃがフェスといってましたが、正式タイトルは「春一番じゃがフェス2015」。雲仙市小浜町の小浜マリンパークで開催されました。小浜町近郊の生産者らが、直接じゃがいもを販売。4/25の初日にお邪魔したところ、見事、青空が気持ちいい、じゃが日和に!!

 

 

 

 

 

 

 

無料でトラクターの乗車体験ができました。もちろん、即、乗ってみた。スタッフの方に「動かしていいよ」といわれたけど、さすがにそれは……私が暴走しそうなので遠慮しました。視界も思っていたよりも広々としていて、運転しやすそうでしたよ。

 

 

 

 

 

 

 

ジャガールの展示も。ジャガールとは、じゃがいも専用の機械。長崎の企業が開発して話題になりましたよね。ロゴに同化したガールの影絵が、なんとなくチャーリーズ◯ンジェルを連想してしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

箱買いしちゃいました♪ 正真正銘、収穫したての春じゃがです。いつも食べているじゃがいもと明らかに違う。じゃがいも本来の味と香りが濃いような気がしました。しかも、食感が面白い。ホクホクだけではなく、シャキシャキとなんだか元気! 鮮度の良さが光る逸品です。

 

 

 

 

 

 

 

ダンボール箱に輝く「等級A」の文字。実は私、ココに来る前に、TVで生産者のみなさんのインタビューを観たんです。なんでも、このイベント時が繁忙期だそうで。忙しいけど、この美味しさを早く届けたい――生産者のみなさんの情熱を感じました。

 

 

 

 

 

 

 

イベントでは、もちろん、じゃがいも料理もありました。さっそく、フライドポテトを揚げているブースにまっしぐら。皮ごとカリッと揚げるから、食べるとすぐ、じゃがいもの風味が口いっぱいに広がります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

青空と、フライドポテトと。はぁ~、美味しい!!!! じゃがフェスは、今年初のイベントだったそうだけど、私を含む長崎じゃがいもファンのために、ぜひ、がんばって続けてほしいと切に思いました。

 

自分好みの唐子絵に出会うまで

イベントいっぱい、お祭りいっぱいの今月は、どこへ行こうか悩みますよね。私は、個人的に行きたかった三川内焼窯元はまぜん祭りをセレクトしました。さっそく、今年のお祭り会場へゴー! ぜひ、来年のご参考に。

 

 

 

 

 

 

 

今年のはまぜん祭りは、5/1~5日まで開催。人混みが苦手な私は、最終日の、しかも午後から行ってみました。だけど、通りにはまだ人がたくさん! あれ、ジョギング姿の人々もいるな。

 

 

 

 

 

 

 

うつわの里ならではの案内看板。可愛い唐子絵が案内してくれま~す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レンガ造りの煙突を見ると「うつわ」か「お酒」か、どちらかの可能性大。私の場合、どちらに転んでも好きだからいいんですが。三川内に点在する煙突は、大正~昭和初期に建てられたものだそう。どれも趣があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ん? このスタンプは何? はまぜん祭りでは、スタンプラリーも行っていて、抽選でプレゼントがもらえるようになっていました。各窯元を歩き回るとなると、なかなかの運動になりそう。思わぬところでダイエット効果が!? さきほどの、ジョギング姿のご一行がなんだが納得できました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三川内皿山には、代官所跡やトンバイ塀などの史跡も数多く残っています。ぶらりと手ぶらで散策しても大丈夫。史跡についての説明看板もマメに設置されていました。こちらの陶祖神社もぜひ訪れたいところ。三川内皿山の陶祖・今村弥次兵衛(如猿)を祀っています。ちなみに、祭りの名称にもなっているはまぜんの「はま」とは、うつわを焼くときに窯の中で一度きりしか使わない道具のこと。はまぜん祭りは、その「はま」に感謝しつつ、陶祖神社に供養する祭りなんです。

 

 

 

 

 

 

 

私が来たのは5日。はまぜん祭りの最終日も5日。といえば、もうひとつの、全国区の祭り・子どもの日でもありました。近頃、鯉を壁に貼るパターンが流行っている? そういえば、三川内のあちらこちらで、鯉のぼり、泳いでいたなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

本部となっていた三川内山公園。スタンプラリーの抽選会場にもなっていました。焼きそばやお弁当なども販売。手びねり体験もあり、賑わいをみせていましたよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

各窯元を巡る道は、車も通れないほどの細道になるところも。この「はまぜん祭り」の看板を設置していたので、迷うことはなかったですが、なだらかな上り坂が続くので、気がつくと体力を確実に消耗していた……。うつわとの出会いが楽しいから、また次、次へと歩きたくもなるんだけどね。

 

 

 

 

 

 

 

メインは、やはりうつわの販売。各窯元の軒先には、うつわがズラ~リ。販売もしていますが、コーヒーが飲めるスペースを作っていたり、絵付体験ができたりと、各窯元でいろいろ。のんびりとうつわ選びができます。

 

 

 

 

 

 

 

私が狙っていたのは、三川内焼の王道ともいえる唐子絵のうつわだったけど、私の勉強不足もあり、私好みの唐子に巡り合うことができませんでした……残念! でも、コレって「また来い」ってことね❤と前向きに考えながら、なぜか最中はちゃっかり購入。あ、この唐子絵、可愛い! 

 

 

 

 

 

 

 

三川内の会場周辺は、細道が多いので、無料シャトルバスを利用することをオススメします。国道35号線沿いにある三川内焼伝統産業会館の駐車場に車を停めると、この無料シャトルバスがお出迎え。ラクラク~。

 

 

 

 

 

 

 

三川内焼伝統産業会館のエリア内には、三川内焼美術館があります。入場なんと無料! そうか、ココで自分の好きな窯元を見つけて、現地へ行くのが合理的なんだ。と、気づいたけど、時すでに遅し。時間があるときに立ち寄って、事前リサーチして再度、トライしようと思いました。

 

三川内焼窯元はまぜん祭り

2015年5/1~5日

安産と一緒に天下泰平も!?祈願

新緑香る5月がやってまいりました。5月の行事といえば、ゴールデンウィーク中の子どもの日。子どもは日本の宝!ということで、長崎市本河内エリアにある子安大師堂へ行ってみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蛍茶屋電停から日見方向へ歩きます。この印象的な白の建築物を右手に前へ進んでくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

子安大師堂へたどり着くまでに、墓碑や供養塔群などの史跡多し。写真は渡鳥塚(わたりどりづか)といわれる句碑です。1813年(文化10)、長崎の俳人・平田祥禾(しょうか)ら当時の蕉門俳人が、芭蕉翁120回忌と去来110回忌に建てたそう。馬町墓地にあったのを、こちらへ移したらしい。去来は、あの長崎出身の向井去来です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歩くこと数秒で、車道側の道と上り坂と、ふたまたに分かれた通りに出ます。子安大師堂へは、どちらからも行けますが、私は上り坂をチョイス。すると、右手に周辺地図がありました。イラストが入っているので、わかりやすいなぁ。長崎人の私ですが、山の名前はうろ覚え。そっか、彦山ってこっちなんだ。

 

 

 

 

 

 

 

さきほどの地図看板から細道を歩きます。すると、数分でこの手書き看板に遭遇。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

階段を下っていくと子安大師堂に到着。この、こじんまりとした感じ、個人的にかなり好き。しかし、お堂前の冷蔵庫は一体……!? ビビリなので開けませんでしたが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お堂横にはお地蔵さまがいらっしゃいました。あ、赤ちゃんを抱いている❤ せっかく来てナンですが、残念ながら子持たずな上に、産む予定もナシ。なので、世の中の妊娠中の方々の安産を祈願しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

堂々たる文字。四国にわざわざ行かずとも、長崎でお遍路ができるように、長崎市内のお寺やお堂を巡られるようにしているんです。こちらの子安大師堂は、愛媛県にある四国六十一番霊場の香園寺子安大師から来ているそう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

確かにメモどおりにスポンジとティッシュが置いてあったけど、なぜなのか不明。まず、己の身から清めろってことなのかしら。深読み!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

弘法大師さまのお姿が描かれたお札(紙製ですが)もありました。同行二人(どうぎょうににん)ですね。天下泰平の文字もなんだかグローバルでいい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おんあびらうんけん ばざらだとばん――こちらの霊場は、大日如来を中心に祀っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お堂から、さらに下へ行く階段を見つけたので、下ってみることに。しかし、この門はいつでも開いているのかしら?? 初心者は、上の細道から来た方が良さそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

立派な看板を見つけました。さきほど書き忘れていましたが、霊場巡拝は春季と秋季の年2回、行われています。短い距離ですが、歴史探訪もできるし、密度が濃い感じがしたな~。また訪れたい、そんな気分にさせる本河内エリアでした。

 

子安大師堂

ご利益 安産、家内安全ほか

アクセス 蛍茶屋電停から子安大師堂まで徒歩約20分

野母崎沖三ツ瀬にてクチブトグレ。

今シーズンは週末に限ってシケが多く、また所用があるときに限って凪になるという悪循環が続いていた。2月に入って、天気予報で釣行の機会をうかがっていると2015年2月6日に釣行できそうなので、この時期に2kgオーバーの口太グレが狙える長崎市野母崎沖の三ツ瀬に釣行することにした。

当日、フィッシングショップオガワでエサを購入し、長崎市野母港から光隆丸に乗り込み、コブ瀬に上礁した。

上礁したコブ瀬

 

仕掛け(道糸にサンラインのマスラード1.8号、ハリスにVハードの2号を2ヒロとし、道糸とハリスは直結。ウキはガルツの暁のG2とGPSのSサイズG2を使用した半誘導仕掛け。ハリには、オーナーの速手グレの5号。)を用意してから、高三ツ瀬を向いた船着けに釣り座を構える。

上げ潮がコブ瀬から「まんじゅう瀬」方向へと流れて、途中から左へと流れている。足元のサラシにマキエを入れてから、3ヒロのタナの仕掛けも足元へと投入する。しばらく繰り返しても同様なので、タナを深くしていくがツケエがまったく盗られない。

しばらくすると、左から右流れへと変化した。すると早速当たりがあり、37cmほどのクチブトを釣ることができた。続けて30~35cm数枚仕留めることができたが、サイズダウンしたので、次は、沈み瀬の手前で張り気味にして先ほどよりも少し浅いタナを意識して流していくと、40cm、1.2kgのクチブトを釣ることができた。

満潮の10時前になると釣り座が波で洗われるようになったので、しばらく休憩していると、11時をすぎに竿出しが可能となったので、釣り座に戻る。潮は変わらず左から右へと流れている。

先ほどまでと同様のパターンでタナを深くしながら探っていくと、40cmクラスクチブト、続けて30~35cm数枚仕留めたところで、下げ潮の勢いが増してきたので、仕掛けを変更することにした。ウキを暁のG2から2Bに、GPSもG2から2Bへと変更し、ハリスを1.75号にサイズダウンし、ハリ上50cmにガン玉のG7を取り付けた。

仕掛けの投入を繰り返すと、ウキを少しだけ抑える当たりがあったので、合わせを入れると足元へと一気に突っ込んでくるので竿の弾力でためて少しずつ浮かせにかかるが、鋭く突っ込んでくるので、それをロッドワークで交わし、取り込むことができたのは、40cm、1.2kgの丸々としたオナガだった。

その後は釣り座を変更して30cmから最大で37cmのクチブトを数枚仕留めたところで、回収の15時を迎えたので納竿した。

この日の釣果は、40cmクラスを3枚と30cm~37cm10枚以上釣ることができた。35cm以上の8枚のみをキープし、残りはリリースし、回収の船に乗り込んだ。

  

本日の釣果

<渡船の問い合わせ先>
渡船:光隆丸(浜口船長) TEL:095-893-0996
料金:4,000円

<エサ&釣況の問い合わせ先>
フィッシングショップ オガワ TEL:095-878-1301

長崎編特別寄稿 奥野賢志

 

気兼ねなく行ける! 市街地近郊のスポット

今回の釣りは、知る人ぞ知る的な場所かも。西彼杵郡時津町にある子々川(ししがわ)漁港にお邪魔してみましたよ。

 

 

 

 

 

 

 

まずは、子々川への道案内。長崎市街地から、国道206号線を時津町→琴海町方向に行くと、子々川の交差点があるので、そこから右折します。港まで車ですぐですが、道幅が少々狭いのでご注意あれ。この長崎大学臨海研修所の看板が目印。

 

 

 

 

 

 

 

到着~。穏やかな海です。そうか、ココは大村湾の内海になるから波も少なく、静かなのね。海面がまるで鏡のよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白っぽいエビス様がいらっしゃいました。むむ、すでに大漁の予感!?と同時に、魚に合う同名の琥珀色した飲み物を思い浮かべてしまった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

内海と聞くだけで、プランクトンがいっぱいいそうなイメージ。海の生物にちっとも詳しくナイのでわかりませんが……。岩にへばりついているコレ、何だろ? なんだか、フジツボを思い出しちゃった。長崎で食べるとか聞いたことないですが、どこかの県で、フジツボを塩ゆでか何かで食べていたなぁ。美味しいのかしら。誰か、フジツボの味を知る方、ご一報を。

 

船もたくさん停泊してました。船を見ると、鳥◯一郎とかサブちゃんとか歌いたくなるのは、きっと私だけではナイと思う!

 

子々川漁港の向かいに見える島は「前島」と呼ばれています。あ、民家がある! 橋は見当たらないので、島にお住まいの方は、船で行き来しているんでしょうね。憧れるわ~。

 

さっそく、釣りを楽しんでいる推定年令50代のおじさんに、釣りのお話を聞いてみました。実は、朝早くに畝刈の方へ釣りに行ったそうです。が、人がわりと多かったので、こっちはどうかな~と思ってやってきたとのことでした。あえて集中できる1人を選んだというのに、うるさいおばさん(私)に捕まってしまい、心中複雑だったに違いない。

 

 

 

 

 

 

 

「何か釣れればいいかな、ぐらいで来た。チヌとかメイタとか釣れればよかとけど」とのこと。今までいろんな釣り人に聞いたけど、身軽な人ほど、釣り歴が長く、そして海の状況をよく知っているような気がします。まぁ、TPOもあるでしょうが。おじさんは、撒き餌で小魚をおびき寄せ、10メートルぐらい先に、釣り糸を投げ入れ、大きな魚を狙う戦法でした。「もう小魚がきているよ」といわれたけど、どこどこ!? おじさん、視力もいいんだな。

 

 

 

 

 

 

 

撒き餌は、いつも2種類以上を混ぜあわせるそう。あ、パン粉発見❤ エサとなるオキアミの商品名が「生イキくん」というのに、個人的にウケました。心なしか釣具系の商品には、ダジャレのネーミングが多いような気がします。

 

 

 

 

 

 

 

漁港から見える、この建物が長崎大学臨海研修所です。学生さんの合宿所でもあるそう。合宿――青春の匂いがする。マリンスポーツも満喫できて、盛り上がりそうですね。そんな学生さんたちの青春を謳歌する姿を勝手に妄想しながら、子々川漁港を後にしました。

 

西彼杵郡時津町 子々川漁港

アクセス 長崎市街地から車で約30分