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愛しの島グルメ|壱岐特派員|武原|2011.10.31

壱岐の郷土料理 「ひきとおし」

朝夕肌寒くなってきて、だんだん温かいものが欲しくなってくるこの季節。スーパーにもおでんの具が、並ぶようになってきましたね。そう!これからが本番の壱岐の鍋料理の定番「ひきとおし」を紹介しますね。

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 「ひきとおし」は、壱岐の郷土料理として各家庭の味があるようです。昔、壱岐の家庭では庭に地鶏を飼っていて、その肉は貴重なタンパク源だったそうです。大切なお客さんが来たときにのおもてなし料理として、地鶏をつぶし、ごちそうを振る舞ったそうです。お客さんを座敷に「ひきとおし」て、大切にもてなす料理が「ひきとおし」

DSC_0308.jpg 今回は、キャンプの達人Aさんのアウトドアクッキングの写真です。なんとこの時は、鶏がらと地鶏の肉2kgを3時間程度煮込んで、スープを作ってこられました。骨も肉もトロトロになるまで煮込んあって、とってもいいにおい。

 ごぼうも一緒に煮込むと、肉の臭みが消えるそうです。ひきとおしには、ごぼうが欠かせません。家ではなかなか野菜を食べないというSくんですが、今回のひきとおしの野菜は、「ちょうどいい!」と言って、むさぼるように食べていました。さらに、1歳の弟さんも、器に顔をうずめるようにして、上手に食べていましたよ。

DSC_0013.jpg また、この壱州豆腐も大切な具材です。壱岐の大豆と壱岐の潮をにがりにして、昔は家庭で手作りされていたそうです。

 1辺が10㎝位の大きさの立方体。縄で結んでも大丈夫なほど、しっかりした硬さで、大豆の味がするこの豆腐は、一度は食べると忘れられない味です。朝一番の出来たてのあつあつを食べると、最高!また、昔からそうめんもごちそうで、ひきとおしにはさっと下ゆでしたそうめんを必ず入れます。味付けは、みりん・さとう・しょうゆをお好みで。壱岐ではかなり甘めの味付けが主流です。

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作り方のポイントは

1、鶏がらと肉を一度油で炒め、酒を入れアルコール分を飛ばすま
  で加熱する。
2、ごぼうはやや太めのささがきにして、肉と一緒にあくを取りな
  がら煮込んでスープをとる。
3、数時間煮込んだら、お好みの鍋の具材を入れ、味を付ける。
*時間がない場合は、市販の鶏がらスープを使うのもいいですね。
  豊増商店(0920-47-1129)には冷凍の「ひきとおし
  スープ」も市販されています。
これから鍋料理も多くなる季節!是非、この「ひきとおし」もチャレンジしてみてくださいね。

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