長崎で桃の節句のお菓子と言えば「桃カステラ」。不老長寿の果物として中国で珍重されてきた桃と長崎伝統のカステラが合体した、見た目もかわいい“ビジュアル系お菓子”です。
この時季、各和菓子屋さんで作られている桃カステラですが、島原市内で開催中の「島原城下ひなめぐり」では、ひとつの会場でいろいろな種類の桃カステラが見られるとか…。早速、友人Kを誘ってでかけてみました。まずはひなめぐり用のマップをチェックし目的地を「宮崎酒店」の酒蔵に決定!
歴史ある佇まいがとっても素敵な蔵です。聞けば明治39年にできた建物なんですって。城下町にぴったりの雰囲気ですね。蔵の中に入るとたくさんのひな飾りが展示されていました。
その中でも気になったのがこのひな飾り。なんとも絢爛豪華じゃありませんか~。昭和30年代頃にはこの形が流行していたそうですよ。
桃カステラコーナーもありました、ありました! 島原市内にあるお店の桃カステラがズラ~リ。
全部食べてみたいが、さすがにそれは厳しい。うーん、どれにしようかな……と友人Kとともに悩んだ結果、この2つに決定。
Kは「伴製菓」(左)、私は「吉野屋菓子店」の桃カステラです。同じ桃カステラでも桃の色合いや大きさがまったく違いますね。甘さやカステラの弾力もお店ごとに工夫されているそうですよ。私が選んだ方は、カステラがとってもふわふわ、スポンジ上の桃の部分”フォンダン”(砂糖)の甘さもしっかりとしていました。見ているだけで幸せな気分になる桃カステラ。お雛様見物と一緒にどうぞ。
島原城下ひなめぐり
開催中~3月11日(日)
■会場:万町商店街、一番街アーケード、島原城、森岳商店街など
(桃カステラ大集合の会場は島原城本丸売店、宮崎商店「酒蔵」、まちのお休み処「よろず町」、まちのお休み処「なかほり」)